他人の望みや意向はなかなかわからないものです。たとえハッキリと要望を口に出して言ってもらい、詳しく説明してもらうことができたとしても、それが本当に相手の心に深くかなうことなのかはわかりません。相手が言っていたのとまったく違うことをしたのに大喜びされる、といったことはよく起こります。相手の言うとおりにしたのになぜかうまくいかなかった、というのもよくあるケースです。
その点、今週の貴方の世界では、相手の要望にぴったりはまるものを差し出せますし、貴方自身のニーズも的確な形で満たされるようです。ここでも、大事なのは「相手が要望をどう説明するか」だけではなさそうです。むしろ、貴方自身のセンスや感覚、観察眼、分析眼と、相手のアクションを組み合わせた時、初めて「本当のニーズ」が見えてきます。さらに貴方自身も、自覚するのとは別のところに「本当のニーズ」を抱えているのかもしれません。自覚の枠組みをはみ出したところで、他者と握手できるタイミングです。