誰かが贈り物をくれたら、それを喜んで受け取った上で、実際に大事にしている様子、使っている様子を見てもらえれば、相手は自分以上に喜んでくれるでしょう。とはいえ、世の中はままならぬもので、贈り物が実際に役に立つとは限りません。気に入らなかったり、使うチャンスを逸したまま捨ててしまう、といったことも決して珍しくありません。贈った側と贈られた側のタイミングやセンス、さまざまな歯車が奇跡的にかちゃんと噛み合ったところで、初めて「本当に喜んでもらえるギフト」が成立します。そうしたすれ違いを恐れて「事前にリクエストしてもらう」という方法もありますが、それをうれしいと思う人もいれば、「そんなのは心が込もっていない」と感じてしまう人もいます。ここでもやはり「歯車が噛み合うかどうか」という問題は残るのです。
今週はその意味で、誰かから贈られたもの、提案されたことと、貴方の側のニーズがしっかり噛み合うようです。待ってましたのタイミングで、素晴らしいもの、期待をはるかに超えるものを受け取れそうなのです。感謝もさることながら、喜びや満足の気持ちを伝えることがとても大切です。それこそが相手への何よりのギフトとなりますし、さらに「また贈りたい」と思ってもらえるからです。