状況が大きく動く時、多くの人の都合の中に置かれた時、「自分が今、何をすべきか」を見つけるのは、なかなか難しいことです。
このところ、嵐のように混乱した状況の中で、「自分は何をすればいいのか」が、よくわからなくなっていた人もいるかもしれません。
もしそうなら今週は、「自分は何をすればいいのか」が明確になるようです。
私たちは自分が考えるほど「自他」をハッキリ分けられません。
たとえば、子どもと自分、パートナーと自分、親と自分の境界線が曖昧な人は少なくありません。
「相手は相手、独立した人間だ」とアタマではわかっていても、自分の思いどおりになると思ってしまったり、相手が受け取った衝撃を自分への衝撃と錯覚したりしてしまいます。
愛とはそういうものでもありますが、この「境界線の曖昧さ」が過剰になると、しばしば、深刻な依存や生き方の歪みが生じます。
このところ、自他の境界線が歪みがちな人も多かったかもしれません。
もしそうなら今週、その境界線が少し、クリアになります。
「ここからここまでは自分の管轄、あとは相手に任せるしかない」といったラインを引くことができそうです。
これは、相手を突き放すとか、関係を断ち切るとかいうこととは、かなり違っています。
むしろ、ともにあろうとするからこそ、長く関わろうとしているからこそ、そうしたラインを引くことで「一緒にいやすくなる」ということなのだと思います。