石井ゆかりの星占い

2021/11/29 - 12/5

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週はなんといっても、射手座の日食です。日本からは見ることができませんが、皆既日食で、星占い的にはとてもドラマティックなタイミングです。先日19日に牡牛座の月食が見られましたが、月食と日食はセットで起こります。19日の月食、そして今週4日の日食のセットで、「特別なターニングポイント」と捉えることができるのです。日食は言わば「特別な新月」です。長期的に見て重要なプロセスがスタートするタイミングと言えます。今回は特に、天王星や土星と角度を結んでいて、「長期的な変化」が強調されています。今年1年、土星と天王星の90度が汲まれ続けて来たわけですが、新旧の衝突、あるいは自然と人為の衝突のようなこの形が一体、どんな未来に繋がっているのか、それを閃光のように指し示す出来事が今週、起こるのかもしれません。

今週結ばれる蠍座の火星と魚座の海王星のトラインも、とても印象的です。どちらもオウンサインで、強力です。闘う情熱と意志が、救済と許しの星と「協調し合う」とき、一体何が起こるのか。たとえば自己犠牲のための闘い、殉教のようなイメージも湧きます。あるいは、弱い立場の存在や傷ついた人々のための闘い、というイメージも浮かびます。リクツではなくパッションが、この時期の動きの原動力と言えそうです。日食が起こる射手座も情熱の星座ですが、今週は本物の情熱がないところでは、何も動かないかもしれません。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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