石井ゆかりの星占い

2021/11/22 - 11/28

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
このところ山羊座2星、蠍座3星のこってりした配置が続いていますが、今週はこのコテコテ感が少し薄まります。22日に太陽が、25日に水星が、それぞれ射手座入りします。ぎゅっと煮詰まっていた状態がふわっと軽くなるような、風穴が空くような開放感のある形です。

火の星座に星がない(月・カイロンは除く)状態が続いていたので、太陽と水星の射手座入りでぱっと熱が感じられる展開になるかもしれません。自由さ、主体性、「外に出て行く」方向性が出てきます。蠍座や山羊座はどちらかと言えばある範囲、甲羅や城塞、国境といったものの「中」の世界ですが、射手座は未知なる外界に飛び出していく世界です。今週はそうした「外向きの動き」が少しずつ、強まっていくのではないかと思います。

ただ、水星は射手座でちょっと持ち味が出しにくいとされています。射手座水星は、たとえば「限りなく膨張するイマジネーション」というイメージです。想像力が熱く盛り上がり、フィクションの世界やアートの世界では素晴らしく斬新な成果に繋がる力です。ですが一方で、コミュニケーションの上では「話を盛る」「盛った話に尾ひれがつく」「さらにその尾ひれに尾ひれがつく」といったように、火のないところに煙が立つような、ちょっと危険な流言飛語の気配がでてくるのです。「面白いハナシだけど、本当なのかな?」という感覚は、今の社会ではとても重要ですが、この時期は特に「眉につばをつける」スタンスが役に立つかもしれません。

2021年は木星・土星が水瓶座に同座する、言わば「水瓶座タイム」でした。この時期、夜、木星と土星が少し離れて並び、夜空に輝く姿がきれいに見えています。太陽と水星が射手座に入ると、射手座の支配星である木星にぐっと力が増す感じになります。木星は12月末に水瓶座から魚座に移動しますので、2021年のテーマがそろそろ「仕上げ」に入ります。ゆえに、今週である種の「気合いの入れ直し」「最後の段階を仕切り直し」みたいなことができるのかなと思います。残っている宿題を年末までに片付ける、そのプランをしっかり立て直すようなイメージです。

金星が火星をずっと追いかけ続けるような感じで、セクスタイルが続きます。ただ、これは最終的には「ぴったり」にならないまま火星は射手座へ抜け、金星が火星に言わば「追い着く」のは、来年3月の頭というイメージになります。愛や好意によって何かを追いかけ続けていくと、来年早春には手が届く! みたいなこともあるのかなと思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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