石井ゆかりの星占い

2021/12/13 - 12/19

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は週明け早々、13日に火星が蠍座から射手座へ、14日に水星が射手座から山羊座へ、次々に移動します。この両者の動きはふたつながら、「着地」「カームダウン」や「クールダウン」のような意味合いを感じさせます。蠍座火星は「自宅」状態で、燃えさかる炎の強さを象徴しますし、射手座の水星は浮き足立っているような状態、落ち着かない精神状態の雰囲気があり、両者が星座を移動することで、それぞれ「ちょっと落ち着く」ことになるのです。特に水星山羊座入りは、山羊座の支配星・土星と水星が仲良しとされることもあり、「考えがまとまる」「頭の中がクリアになる」「シャープな感性が回復する」ようなイメージの動きです。11月からバタバタと落ち着かない日々を送っていた人は、今週を境にふわりと落ち着きを取り戻せるかもしれません。

とはいえ、ただ「静かになる」という週でもないのが今週のおもしろいところです。火星の入る射手座はどちらかといえば「落ち着かない」世界ですし、今は太陽もここにあり、さらに19日には双子座の満月が水瓶座木星とトラインを形成します。太陽も含めて「調停」の形です。対話や議論はさらなる盛り上がりを見せそうですし、情報戦も活発で、人と人との関係はよりオープンに膨らんでいくでしょう。ただ、先週までのような流言飛語的なふわふわした感じがなく、より戦略的になってゆくのかもしれません。焦点が絞れてきて、「意味のないことは言わない」スタンスが強まります。

2020年の終わりから、木星は水瓶座に位置してきて、2021年の大きなテーマを示し続けてきました。今年一年やってきたことがどんな実を結んだのか、それを照らし出すような19日の双子座の満月だなあと思います。満月は「満ちる」タイミングです。多くの人の努力や心づくしがどんなふうに「満ちた」のか、そして、月満ちたところでどんな新しいものが生まれるのか。今週末はそんな、ちょっとワクワクするような期待感に照らされた、明るいタイミングになるのではないかと思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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