石井ゆかりの星占い

2021/12/20 - 12/26

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は太陽が22日に山羊座入り、すなわち「冬至」です。一年で一番光の少ない時間がやってきます。自分や大切な人を守るために何ができるのか、ということが、毎年この時期の大きなテーマと言えるかもしれません。今年は特に、太陽が入って行く先に金星と冥王星が重なって待っています。人間が寒い冬に、あたたかな家の中で他者と守り合い、あたため合う光景。多くの人がその光景に「幸福」を感じます。人間がその人生や生活の中に強く求め欲するもののひとつが「守りあたため合うこと」だと、多くの人が今、認識しつつあるのかもしれません。

一方、山羊座はゴージャスでリッチな世界でもあります。クリスマスシーズンは「物欲」に火がつく人も少なくないはずですが、今年は特にその傾向が強まるかもしれません。「わがままや無駄遣いは悪」という単純な断罪は、その向こうに非常に濃い影を落とすこともあります。自分自身の望みや欲に、素直に耳を傾けることも、この時期重要なのかもしれません。

24日、土星と天王星がスクエアのピークを迎え、ここからセパレートしていきます。2月と6月にも同じ形が結ばれており、この形は多くの占い手が「コロナ禍」と関わりがあるのでは、という解釈をしていました。人間がどのように自然災害に立ち向かい、結果を出すか、ということのターニングポイントを、この形が示しているのでは、という見方もありました。2021年を象徴する配置のひとつである土星と天王星のスクエア、その「最終段階」がここで顕現するのかもしれません。

木星は来週29日、魚座に移動します。それをひかえて、こちらも「水瓶座木星タイム」最終段階となっています。折しも射手座の太陽と60度を結び、かなりハッキリした「過去1年間の成果」が今週、現れるのかもしれません。「よくがんばったね!」と太陽がニコニコ笑ってくれるような、そんな明るい場面があるのではないかと思います。

今週はそんな感じです。

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

いいモノ語り
いいモノ語り
パリシティガイド
Business with Attitude
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories