石井ゆかりの星占い

2022/11/21 - 11/27

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週はまず、22日に太陽が蠍座から射手座に移動します。太陽は蠍座を出る直前に魚座の木星と120度を組みますが、これは非常に強力な雰囲気の配置です。星座の最後の度数は「それまでの経緯の積み重ね」が詰まっている場所で、これまで準備に準備を重ね、タメにタメてきたところで、一気に物事が転がり始める!といった展開を感じさせるのです。ぎゅうぎゅうに詰め込まれた「経緯」が、不可逆的な変化に繋がり、そのまま勢いよく転がっていって、もう誰も止められない!というようなイメージの形だなと思います。

さらに24日、射手座で新月が起こります。これはとてもフレッシュなスタートラインです。射手座は旅の星座ですので、この新月は「出発」のイメージを纏っています。さらに同じ24日、射手座の支配星である木星が星座をまたぎつつも、トラインの場所で順行に戻るのも、とても印象的です。2021年からの魚座木星タイムが、最終段階に向けて舵を切る、という雰囲気がぎゅっと詰まっています。これまで考えてきたこと、準備してきたこと、積み重ねたこと、紆余曲折。そうしたものが、来年以降の「次」に向かって動き出す、という気配を感じます。

「積み重ねられたもの」と「スタート」。このふたつの重ね合わせが、今週の特徴なのかなと思います。「スタート」というと、何かを吹っ切るとか、リセットするとかいうイメージが湧きますが、少なくとも今週の「スタート」には、過去の経緯がそのままみっしり詰まっていて、何も吹っ切っていません。むしろ「全部持っていく」「すべて載っけていく」「みんな次に運んでいく」といったボリューム感のある、盛りだくさんの「スタート」となりそうです。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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