こんにちは、石井ゆかりです。
魚座に太陽、水星、土星、海王星の4星が集まっています。このラインナップはとても真面目で、純粋で、自分に厳しい雰囲気があります。責任を持って傷を癒そう、傷ついた人々を救おう、ケアしよう、といった意志を感じさせる形です。弱い立場にある人、世の中の光の当たらない場所にいる人々に、社会的な眼差しが集まる、というイメージが浮かびます。
個人の生活においても、物事を深く考えることができる配置と言えます。過去に連なる責任に意識を向けたり、普段見ないようにしていることに目を向けたりすることができそうです。その一方で、考えすぎてしまったり、悲観的な妄想や疑心暗鬼に飲み込まれてしまったりする危険もはらんでいます。
水瓶座の金星、火星の並びと、この魚座の4星の配置には、ビビッドなコントラストが感じられます。広やかな世界で未来に向かう華やかな動きが起こる一方で、「これまでのこと」に目を向ける流れが生じているのです。未来の明るさと過去の暗さの対比の中で、そのつじつまを合わせようとすると、混乱が生じるかもしれません。
ですが、ここで牡牛座の木星と天王星が、「現在」へと手綱を引いているように見えるのがおもしろいところです。未来があり、過去がありますが、現実は目の前の物質的、物理的世界に凝縮されています。魚座と水瓶座の「観念」の向こうに、手で触れる、食べられる、目に見える牡牛座的「現実」がどっしり構えている、興味深いタイミングです。
今週はそんな感じです。