石井ゆかりの星占い

2024/3/11 - 3/17

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
先週末10日に新月、そして水星牡羊座入りと、「切り替え!」感の強い動きがありました。ゆえに、今週は週明けから、ぱあっと明るい光が射し込むような、とてもフレッシュで勢いのある空気に包まれます。ここまであれこれ考え込むような状態だったなら、ここから「アクション!」となります。立ち止まった状態から、活き活きとしたアクティブな状態に変わるのです。

週明けは火星と天王星のスクエアがあり、かなり鉄火な雰囲気となっています。どちらも突発的な変化、爆発的な動き、破壊的な雰囲気をまとった星です。ただ、現状があまり望ましくないような分野では、膠着状態がガツンと崩されるような、明るい展開も期待できる気がします。

さらにこれらのフレッシュでアクティブな変化を後押しするように、金星が12日、水瓶座から魚座に移動します。金星は魚座ではとてもパワフルになるとされており、さらに、今は金星の支配する牡牛座に、魚座のもうひとつの支配星・木星も位置しているとあって、そのパワフルさに拍車がかかっています。金星は愛と平和の星です、この星が新しく明るい力を担うことに、おおいに願いをかけたい気持ちがします。

金星はここから、土星に近付いていきます。土星は2023年の春にここに入りました。2023年からずっと努力してきたこと、あるいは悩んできたことがある人は、その長い道のりの中で、新しい光を感じられるでしょう。ずっと孤独だった人は、誰かの温かさを感じられるようになります。ずっと頑張ってきた人は、ふと褒めてもらえるかもしれません。まだすべての問題が片付くわけではありませんが、少なくとも、希望が見えてきます。

週末は太陽と海王星がピタリと重なります。海王星は犠牲、悲しみ、記憶などと関係の深い星です。また、「無意識」も海王星の管轄とされることがあります。太陽という「意識」が海王星の「無意識」に重なる時、今までとは違った新しい見解、新しい物語が注目される可能性があります。「新しい」と書いたのは、「今まで表に出てこなかった」という意味です。人目に新しくても、ここで注目されるのは、すでに長い間「そこにあった物語」だろうと思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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