こんにちは、石井ゆかりです。
今週はなんと言っても、18日の魚座の月食です。
月食は言わば「特別な満月」で、今回は特に太陽、天王星、海王星、冥王星と「カイト」という大模様を形成します。非常にドラマティックな節目と言えます。
天王星、海王星、冥王星は「時代」のようなロングスパンのサイクルを扱う星であり、今は各星座の最終度数付近に位置しています。つまり、それぞれがその星座における長旅の最終段階に入っているのです。そこに「満ちる」節目である月食が、ど真ん中を貫くように重なるのですから、かなり長い間の積み重ねがここで「次」に向けた大化けを見せる、というイメージが浮かぶのです。たとえばドラマや映画などでは、たいてい、ラストシーンに近付くと、話が急展開します。今週起こるのはそんなイメージの出来事です。これまでの経緯があり、仕込みがあり、伏線があり、長い間の関係の積み重ねがあったうえで、「ぽん!」と弾けるように、重要な展開が起こるのです。目新しいことがいきなり起こるのではなく、蓄積されてきたこと、積み重なってきたことが、次の世界に行くために大変化を遂げる、というようなタイミングなんだろうと思います。
週末22日、太陽天秤座入り、すなわち秋分です。日食は来月3日ですが、今週の月食と来月の日食は、春分点−秋分点のラインのごく近くで起こります。節目や境目が互いに重なり合う、少し特別な時間だなと思えます。終わりと始まりの接点では、「それまで通りの力関係、旧来のシステム」では捉えきれないことが起こるものではないかと思いますが、今回の食シーズンは特に、そんな雰囲気が濃厚です。
今週はそんな感じです。