こんにちは、石井ゆかりです。
今週は11月1日、蠍座で新月が起こります。蟹座の火星、蠍座の水星と太陽、魚座の土星と海王星と、水の星座に星が集中する中、さらに蠍座で新月ということで、とてもじゃぶじゃぶしています。水の星座は星占いの世界では「感情、心、共感、帰属意識、記憶」などを象徴します。多くの人々が心身に深い傷を負う中、少しでも痛みを癒すような流れが生じてほしい、と思います。
蟹座の火星は冥王星とのオポジションに向かいます。この2星は蠍座の支配星であり、このあたりに力の巡りが生じています。火星も冥王星も、決しておとなしやかな星ではありません。どちらかといえば、カッカしています。上記の「じゃぶじゃぶ」と矛盾するようですが、感情は激しく沸騰し、蒸気機関のように重く大きなものを動かす原動力でもあります。
何が正しいことなのか、それをリアルタイムで明確に洞察するのは誰にとってもとても難しいことですが、激しい怒りも正しい方向に向かうなら、世の中を望ましいものに変える力となるはずです。
火星は来週、冥王星は11月20日に、次の星座への移動をひかえています。つまり、「経緯」をみっしりと含んだ状態にあります。背負っているものが大きいのです。蓄積されてきた膨大な燃料=怒りに火がつく、といった展開も考えられるのですが、それが巨大な岩盤を粉砕して自由な世界へ続くトンネルが開くような破壊力であれば、と思います。
今週はそんな感じです。