こんにちは、石井ゆかりです。
金星が7日に水瓶座入りし、冥王星と重なり、火星とのオポジションに向かいます。獅子座―水瓶座ラインが愛と情熱と欲望の星でギラギラ輝いています。ちょうどクリスマスシーズンの、少々明るすぎるくらいのイルミネーションを連想させます。
双子座の木星と射手座の水星・太陽の配置は、議論の沸騰、カオス的なコミュニケーションのイメージがあります。水星は16日まで逆行するため、今週が「混乱のピーク」とも言えそうです。15日の満月と16日の水星順行を境に、混乱した議論や迷走する論争が、ひとつの方向にまとまり始めるのかもしれません。どこに行くのかわからなかった状況の中に、なんらかの大きな流れが見えてくる可能性があります。
とはいえ、まだしばらくはセンセーショナルなニュースがめまぐるしく踊り、何を覧ているのかよくわからないような状況が続く感じはあります。誰かが「見せたい」「報せたい」ものと、私たちが本当に「知るべき」ものとの間に、今は大きなギャップがあるような気がします。あるいは「知るべき」ものというのも、すべての人が知らなければならないことがある、というわけではないのかもしれません。「知る」とはなんなのか、多くの哲学者が議論してきたテーマだろうとは思いますが、専門家でもないのに時には自分の命に関わるような「自己判断」を迫られる今の時代では、それを誰かに任せたままにしておけなくなっているようにも思われます。
もちろん、どの時代でも難しいことはたくさんあったはずですが、今は今で、本当に難しい時代になってきたなあ、と思わずにいられません。
今週はそんな感じです。