#思い出スイーツベスト4 素朴で懐かしい、ミラノの伝統菓子。

Gourmet 2017.10.28

フィガロジャポン12月号「マイスイーツメモリー」では、シシド・カフカさん、オニール八菜さん、横澤夏子さん、平松洋子さんの4人の大好きな思い出の味と、その味にまつわるエピソードを紹介中。madameFIGARO.jpでも、甘いものラバーたちに思い出のスイーツを教えてもらいました! 在ミラノジャーナリスト坂本貴代枝さんがセレクトした、ミラノならではのお菓子とは?

いつの時代も愛されてきた、シンプルな4品。

ミラノの有名なお菓子屋さんに行くと、ありとあらゆるお菓子が並ぶ。カラフルなものから渋めの素朴なものまで、さまざま。イタリアのパスティッチェリア(お菓子屋)のものはすごく甘いイメージがあるが、昔ながらの伝統菓子はそうでもなく、シンプルで甘さ控えめ。どちらにしても、長く愛されるお菓子はどの時代にも受け入れられるような美味しさのものが多く、懐かしい味がする。

キキンジェリ
「アルケケンジ」とも呼ばれる、ホオズキをチョコレートで包んだお菓子。ホオズキはマロスキーノ酒と砂糖でくるまれ、甘酸っぱさがあります。季節の食べ物だからいつもある訳ではないが、昔から愛されるお菓子のひとつ。

GIOVANNI GALLI
VIA VICTOR HUGO 2 20123 MILANO ITALY
tel:02-8646-4833
www.giovannigalli.com

カネストレッリ
ビエラの町だけで作られる「カネストレッリ」はチョコウエハースに似たもの。200年以上も歴史があります。麦とトウモロコシの粉で作られたウエハースは固めで噛みごたえがあり、チョコもカカオ100%でビターな甘さが人気。

GIOVANNI GALLI
VIA VICTOR HUGO 2 20123 MILANO ITALY
tel:02-8646-4833
www.giovannigalli.com

クロッカンテ
その昔おやつに食べられていたもの。砂糖とアーモンドだけで作られたこのお菓子はシンプルで甘いが、苦味がアクセントになり美味しい。お酒のおつまみにも愛される。最近では店で売られる姿を見かけない珍しい一品。

EATALY MILANO SMERALDO
PIAZZA VENTICINQUE APRILE 10 20121 MILANO ITALY
tel:02-49497301
www.eataly.net/it_it/negozi/milano-smeraldo

トルチェッティ
1920年から作られているビスケット。イタリアのお菓子にしてはバターが多く、パイのようなサクサク感もあり香ばしく甘さ控えめで美味しい。コストパフォーマンスも良いので、お土産にも好評。

GIOVANNI GALLI
VIA VICTOR HUGO 2 20123 MILANO ITALY
tel:02-8646-4833
www.giovannigalli.com

photos:FRANKIE VAUGHAN

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