身体においしい刺激を! 世界のスパイシー料理。 ハーブをふんだんに使い、3つの南方料理をアレンジ。
Gourmet 2018.10.14
中国料理 #01
日本では馴染みの薄い、中国と台湾の「南」が付く省と市をテーマにしたメニューが並ぶ荒木町の新店。未知の味と出合えるおまかせコースを楽しもう。
南三|四谷三丁目
湖南、雲南、台南と、3つの南方料理をテーマに、荒木町に今年オープンしたのがここ南三。オーナーシェフは、銀座の黒猫夜などで辣腕を振るった人物だ。5,400円のおまかせコースには、ニラやミント、レモングラスなど数種のハーブを駆使した薬味ソースが味の決め手の羊料理、辛味と香味が舌の上で交錯する鴨のビール煮、台南風にアレンジしたウイグルソーセージなど未知の味が満載。ひと手間かけたオリジナル中華を、コースを通じて体験したい。
料理はすべて¥5,400のおまかせコースから。「羊肩ロースのスパイス焼き ニラミントソース」は雲南料理。ローストした羊にかけた薬味ソースが香り豊かで美味。
「鴨のビール煮」は湖南省の郷土料理。クミンオイルやショウガ、ローリエなどで下味を付けた鴨を、鴨のガラでとったスープとビール、唐辛子や八角、シナモンなど香辛料と煮込んだ。
「ウイグルソーセージ」。羊の肩ロースを中心に、現地より内臓を少なめに配合。台南風に米と干しエビを加えた自家製。
コースは前菜盛リ合わせからデザートまで全8皿。ワインはボトル¥2,900〜
*『フィガロジャポン』2018年10月号より抜粋
photos : YU NAKANIWA, texte : KEIKO MORIWAKI
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