things to do 2019 日本ワインの新ブランドを愉しむ。
Gourmet 2019.04.07
北は北海道、南は宮崎まで、個性豊かなワインを造る10の作り手をご紹介。
キャメルファーム(北海道)
キャメル珈琲グループが2017年に設立したワイナリーの自信作。生産量の多くがスパークリングワインで、リリースされたワインはコストパフォーマンス抜群。こちらのやや甘口の白は、芳しい花の香りとしっかりした果実感が印象的。ケルナー & ピノ・ノワール スパークリング2017 ¥3,240
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モンガク谷ワイナリー(北海道)
昨年、余市町に誕生した家族経営のワイナリー。ワインの味わいをイメージして栽培品種を選んだ、膨らみのある果実味とそれを支える凛とした酸の味わい。ワイナリーのあるモンガク谷からの素晴らしい眺望が思い浮かぶ。モンガク谷2017 ¥5,000(写真は2016年のもの)
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あいざわ農園(北海道)
相澤家が原野を開墾した畑で、農薬を使わずに育てた品種、山幸を野生酵母で発酵。10Rワイナリーにて委託醸造。フレッシュな赤い果実に涼やかで豊かな酸のロゼ。くいくい飲める軽やかさで山幸のイメージを一新。さちろぜ 2017 ¥3,240
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ヴィーノ・デッラ・ガッタ・サカキ(長野)
長野県に昨年設立されたワイナリーの初リリース。食用シャインマスカットの風味がそのまま閉じ込められたような香り高い甘口白ワイン。お酒に強くない人にもおすすめ。イタリアンが併設されたワイナリー探訪も楽しい。シャインマスカット2018 375㎖ ¥1,800
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ドメーヌ長谷(長野)
造り手の長谷光浩オーナーは、28歳でフランスワインに衝撃を受け、7年後にワイン造りを決心。ワインはシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、シラーなど6品種を一緒に発酵。白桃、柑橘とさまざまな風味が表れる。フクイハラ ブラン ¥2,106
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ジオヒルズワイナリー(長野)
小諸市にある老舗旅館、中棚荘が昨年ワイナリーをスタート。エスニック料理を楽しめるカフェが併設されたワイナリーからは、360度の眺望が望める。丁寧に仕込まれたメルローは、まとまりがあり、エレガントで飲み心地がやさしい。中棚メルロー ¥3,607
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兎ッ兎ワイナリー(鳥取)
2017年に誕生した兎ッ兎ワイナリー。鳥取という土地に根付くブドウを模索して出合ったのがヤマブランという品種。農薬を極力減らした栽培が可能な品種でもある。十分に緊張感を保ちながら、バランスの取れた味わい。兎ッ兎ワイン ヤマブラン2018 ¥2,800
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ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン(岡山)
長年、フランスのローヌ地方でワイン造りを続けてきた大岡弘武が帰国し、岡山でワイン造りを開始。日本の気候に適したブドウと彼が評価する小公子が原料。滋味と深味を持ち合わせた赤ワイン。野生酵母で発酵し、亜硫酸無添加。小公子 2017 ¥6,200
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福山わいん工房(広島)
フランスのシャンパーニュで料理の修業をした元シェフ、古川和秋がスパークリングワインを造りたいという夢を叶えてワイナリーを設立。そのためワインはすべてスパークリング。きめ細かい泡立ちにベリー系果実の優しい味わい。マスカット ベーリーA 2017/エキストラブリュット ¥3,456
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香月ワインズ(宮崎)
香月克公オーナーはニュージーランドでの修業を経て帰国、ワイナリーを立ち上げた。南国・宮崎において無農薬でブドウを栽培。ワインはメルローをベースに15種類のブドウを一緒に発酵。スパイシーな風味と柔らかな味わい。2017 綾ルージュ ¥10,800
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※『フィガロジャポン』3月号より抜粋
exte : MIYUKI KATORI