新しくっておいしい、 飲茶のたしなみ方。 ロンドンの人気店から派生、注目の最新飲茶店。

Gourmet 2019.09.25

ヤウメイ二重橋前

うず高く積まれたセイロ、立ち上る湯気、点心師がきびきびと立ち働く活気に満ちた厨房。それらを横目に見ながら店内に入れば、そこは古きよき香港を彷彿とさせるコロニアルな雰囲気。ラグジュアリーな空間の中、世界最高峰の点心を楽しむ。そんな贅沢な飲茶タイムを演出したのは、世界的に著名なレストランプロデューサー、アラン・ヤウ。日本初出店となる同店では、世界のトップシェフ4人を招聘。日本の食材を取り入れた独創的な中華メニューを提供している。定番の「エビ蒸し餃子」など厳選した20種の点心が並ぶ中、見逃せないのは「蝦夷鹿肉のパイ包み」。ロンドン発の中国料理店としては初めてミシュラン1ツ星を獲得した名店ハッカサンのシグネチャーメニューだ。スパイスを利かせたコクのある味は豊富に揃うワインにもぴったり。点心とのマリアージュを楽しみたい。

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手前左:シンプルだが、飽きのこない味の「広東白菜 ガーリック炒め」¥1,944 中央:豆苗の風味がアクセントとなって後を引く「豆苗とエビの蒸し餃子」¥864 奥左:おなじみの「チャーシューバオ」¥1,620。ふわっとした口あたりの皮は、粉の配合に秘訣あり。黒豚を用いた中の餡は甘味旨味のバランスが絶妙。 奥右:サクサクの香ばしいパイ皮で、コショウを利かして濃いめに煮込んだ鹿肉を包んだ逸品「蝦夷鹿肉のパイ包み」¥1,620 手前右:クルリと巻いた形が豚の腸に似ているところからこの名が付いた。米粉で作るまわりの皮はつるんとして、もちもちした食感が楽しい「揚げ湯葉とエビの腸粉」¥972。中国茶は¥918からある。

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グラスシャンパンやワインも豊富。左から「ピエール・モンキュイ“ユーグ・ド・クールメ”ブラン・ド・ブラン・ブリュット」グラス¥1,944、「バンドール・ドメーヌ・タンピエ」グラス¥2,160、「マルサネ“クロ・デュ・ロワ” ドメーヌ・ジャン・フルニエ」グラス¥3,024

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活気がありながらも、エレガントな雰囲気の店内。

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昨年11月にオープン。丸の内仲通りに面したテラス席の営業もスタートした。

ヤウメイ|Yaumay
東京都千代田区丸の内3-2-3 二重橋スクエア2F
tel:03-6269-9818
営)11時~14時30分L.O.、17時~22時30分L.O.
休)2月第3日曜日
予約したほうがいい
https://yaumay.squarespace.com

※『フィガロジャポン』2019年9月号より抜粋

※この記事に掲載している商品・サービスの価格は、2019年7月時点の8%の消費税を含んだ価格です。

photos : SHINTARO OKI, texte : KEIKO MORIWAKI

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