Things to Do! 2020 ニッポンメイドの美しい調理器具を手に入れる。

生活の中心、キッチンを彩る美しい道具たち。ニッポンのものづくりに、いまあらためて注目したい。

料理研究家、松田美智子がプロデュースする「自在道具」。銅の箍（たが）と凛とした佇まいが美しいお櫃は、底の内側に丸みを持たせ、ご飯がこびりつかず、洗いやすい。さわら自在のお櫃（φ19.5×H13.3㎝） ¥19,800/松田美智子の自在道具

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チッカ黒染め処理を施した鍋はサビにくくお手入れも簡単。熱伝導率が高く、高温かつ短時間での調理が可能なため、食材の旨味を閉じ込める。あやせものづくり研究会による自信作。テツナベ（W33×D26×H7.5㎝） ¥13,200/KONCENT

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切りやすいカーブ状の形と、挟むものが滑りにくい細かな凸凹の刃に、使う人への思いやりを感じる逸品。分解して丸洗いできるのもうれしい。関孫六 鍛造オールステンレスカーブキッチン鋏（W20.7×D7.5×H1.2㎝） ¥6,050/貝印

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瀬戸内発のルーは、真鍮でカトラリーやアクセサリーを製作するブランド。使うほど変わる色合いが楽しい。左から、おたま（W8.2×H28㎝） ¥5,720、小おたま（W6×H19.5㎝） ¥4,620、おたまフック（W8.2×H28.5㎝） ¥5,830/以上ルー

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竹工芸で著名な公長斎小菅の新作がこちら。表と裏で刃の大きさが異なるため、細めと太めの千切りができる。竹なので軽く、個体によって色合いが微妙に違うのも自然素材ならでは。スライサー（W7×D26×H1.5㎝） ¥1,650/公長斎小菅

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女性のために作られた包丁。岐阜県産、天然の山桜を使ったハンドルは、握るとしっくり手になじむ。左から、kasane パン切り包丁（刃渡り21㎝） ¥13,200、文化包丁（刃渡り16.5㎝）¥13,200、ペティナイフ（刃渡り12.5㎝） ¥9,900/以上スミカマ

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旭川で作られるカッティングボードは、メープルを使用。柔らかな曲線と優しい色合い、なめらかな手触りが魅力。上から、Kakudo カッティングボードS（W21×D21×H2.7㎝） ¥7,700、M（W30×D30×H2.7㎝） ¥11,000/ともに高橋工芸

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大工道具の製造に発想を得たキッチンツール。耐熱性に優れたナイロンを採用し、グリップも持ちやすい。左から、DYKキッチンツールナイロン 万能トング（W8.2×H28.5㎝）¥2,420、菜箸トング（W8.2×H28.5㎝） ¥2,420/ともにDYK

Things to Do! 2020
世界はしてみたいコトであふれている。

いよいよ2020年。新しい年にやってみたいこと、目を向けてみたいことがたくさんある。トレンドがガラリと変わるファッションとメイク、新しい旅先やおいしいレストランの発掘、部屋の模様替え、これから出合う本や映画……2020年という年を楽しみながら、好奇心のままに、まだ見ぬ世界への冒険へと繰り出そう。

 

『フィガロジャポン』2020年3月号より抜粋
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