今日のプチデジュネ、デジュネ、ディネ。#02 朝ご飯から夜ご飯まで、フレンチ度数高めな日。

Gourmet 2020.04.26

外出自粛が続き、誰もがおうちご飯を作る機会が増えているはず。
料理上手なあの人は、どんなおうちご飯を作っている? フィガロでおなじみの料理家やフードコーディネーター、フードライターたちが、とある1日のプチデジュネ(朝食)、デジュネ(昼食)、ディネ(夕食)を紹介します。今回は「平野由希子の季節のおつまみ」を連載中、フランス料理とワインを愛する平野由希子さんです。


写真・文/平野由希子(料理研究家)

petit déjeuner

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今日の朝食はイチゴが主役。イチゴの観光農園はいま、大変な時。信州から届いたばかりの完熟イチゴは中まで真っ赤。写真ではこれだけですが、1パック食べちゃいました。ので、パンは少しだけ。パーラー江古田のドライフルーツとクルミ入り。バターはパリからのお土産を冷凍しておいたもの。チーズのように濃厚です。しかも、ネーミングはマダムのバター! 卵は10分ゆでた固ゆでを熱々のうちにいただきます。

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déjeuner

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お昼は桜海老とトマトのスパゲッティ。魚介とトマトの組み合わせはいろいろありますが、桜海老で作るフレッシュトマトソースは中でもお気に入りのレシピ。野菜は私の定番クミンキャベツ。オリーブオイルとクミンと塩を加え混ぜるだけです。ひと玉買った春キャベツの残りはピクルスにしたり、塩もみにしたりと作り置きに。

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dîner

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夕食はワインを飲みながら作ります。まずは、そら豆のチーズ焼きとワサビ菜のサラダ。ワサビ菜はピリッとした辛味があるおいしい葉っぱ。キャロットラペを少し加えて混ぜました。メインデッシュは鴨のコンフィとジャガイモのエシャロット炒め。キャロットラペも鴨コンフィもジャガイモもみんな作り置きです。いつもは仕事でフレンチを作ることが多いので、家では和食やシンプルな料理が多いのですが、このところはフレンチ度数が高め。ワインの量も増えてます。

平野由希子

フランス料理とワインを愛する料理研究家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。近著に「ずっと使ってきた私のベストレシピ  平野由希子のル・クルーゼ料理」(KADOKAWA刊)「和つまみ 呑ませる料理×合わせたいお酒」(ナツメ社刊)がある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。www.yukikohirano.com

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photos et texte : YUKIKO HIRANO

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