いつかの旅に思いを馳せる、夏のスイーツレシピ。#03

イギリス発のプディング「イートン・メス」のレシピ。

特集

今年のヴァカンスは旅ができなかった、という人も、旅に思いを馳せながら家でスイーツを手作りしてみては? 旅好きな料理のプロたちが、それぞれ思い出の地で味わったサマースイーツのエピソードをたどりながら、おうち時間に簡単に手作りできるアレンジレシピを公開! 日本初の英国式アフタヌーンティー専門サロン「スリーティアーズ」のオーナー・新宅久起さんの思い出のスイーツは、イチゴとメレンゲ、クリームで作るイギリスの伝統菓子「イートン・メス」です。


コッツウォルズで出合った、パフェのような軽やかプディング。
「イートン・メス」

新宅久起(「スリーティアーズ」オーナー)

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15年ほど前の夏、雑誌の編集の仕事をしていて、取材で初めて「プディング・クラブ」というプディングの愛好家団体が主催するイベントを訪れた時のこと。これはコッツウォルズにあるホテル「スリーウェイズハウス」を舞台に、季節ごとに7種類のプディングを食べ比べするというイベントで、そこで出合ったのが「イートン・メス」でした。プディングといえば甘いシロップやソースがたっぷりかかったものというイメージでしたが、メレンゲの食感とベリーの酸味がほどよいイートン・メスは、それらとは違う味わい。その後、イギリスを訪れると必ず食べるお気に入りのスイーツのひとつとなりました。この取材がきっかけで日本でプディング・クラブを開催するなど、日本でプディングを広めるさまざまな活動を行うまでになりました。いまでもイートン・メスを食べるたびに当時のことを思い出す、とても印象深いひと品。あらかじめ材料を下準備しておけば、ささっと盛り付けるだけでおいしく仕上がります。

【イートン・メス】

材料 ワイングラス2個分
イチゴ 12粒(フレッシュが手に入りにくい時季は冷凍イチゴでもOK)
生クリーム 100ml
コアントロー 小さじ1(お好みの洋酒で代用可)
焼きメレンゲ 約40g(市販のもの)

shintaku_process1.jpeg 〈作り方〉
1. イチゴの半量をブレンダーにかけてピューレ状にし、コアントロー(またはお好みの洋酒)を加えておく。残りのイチゴは小さく刻む。
2. 焼きメレンゲを手で適当な大きさに割り、生クリームをゆるめに泡立てておく。
3. グラスに1と2(ピューレ、メレンゲ、イチゴ、生クリーム)を順に重ねるように盛り付ける。

shintaku_insta2.jpeg ※イチゴの代わりに、初夏から秋にかけて旬のルバーブで代用してもおいしいです。

●メレンゲを手作りする場合

材料
卵白 1個分
グラニュー糖 90g
コーンスターチ 大さじ1
レモン汁 2~3滴

作り方
1. 卵白をボウルに入れ、泡立て器で撹拌する。
2. 白っぽくなりボリュームが出てきたら、グラニュー糖とコーンスターチを3回に分けて加え、その都度しっかりと混ぜ合わせる。
3. レモン汁を加え、角がピンとしっかり立つまで混ぜる。
オーブンシートを敷いた天板に(メレンゲの泡を壊さないように)スプーンですくって置き、100℃に温めたオーブンで約1時間乾燥焼きする。

※メレンゲが水分を吸ってしまうとサクサク感がなくなってしまうので、盛り付けは食べる直前にするのがポイント。

 

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memories of my trip
イギリス、コッツウォルズの思い出。

2t.jpgテーブルに並ぶ7種類のプディング。左上がイートン・メス。

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ひとつひとつのプディングが参加者の間をパレード
 

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イギリス人のプディング愛に触れられる。

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スタッフのネクタイもプディング柄!

新宅久起 Hisaki Shintaku
「ブリティッシュ・プライド」代表。「スリーティアーズ」オーナー。1988年より駐日英国大使館が発行する「クオリティ・ブリテン」の編集に20年間携わり、その間、3年間ロンドンに滞在する。帰国後、2004年にイギリスの旅や暮らしを紹介する雑誌「英国特集」を創刊し、07年より「RSVP」に改題、17年まで編集長を務める。18年、イギリスに対する関心を高めイギリス文化をさまざまな形で日本に広めることを目的とした「ブリティッシュ・プライド」を立ち上げる。翌19年初夏より日本初のアフタヌーンティー専門ティーサロン「スリーティアーズ」をオープン。著書に『アフタヌーンティーで旅するイギリス』がある。9/1(火)〜13(日)、日本橋三越で開催される「三越英国展」に「スリーティアーズ」として出店、イートン・メスも提供。詳細は公式サイトをチェック。
www.british-pride.net
https://three-tiers.tokyo/

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photos:HISAKI SHINTAKU, réalisation : AKARI MATSUURA

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