旬を愛でる、秋グルメ辞典。 優しい甘さの、芋&栗スイーツコレクション。
Gourmet 2020.11.04
秋スイーツといえばやっぱりイモとクリ。素材のおいしさをそのまま味わってもよし、アイスやサンドにしてもよし。どれも食べ歩きのおともにぴったり。
イ モ ・ ク リ
とろりとした食感と蜜を味わう。
銀座つぼやきいも|銀座
「まるごと」¥756。食べ歩きに最適な「はんぶん」も用意。急速冷凍した「アイスやきいも」も人気。
9月頃に収穫した紅はるかを貯蔵&熟成。甘味を引き出したサツマイモを、常滑焼の壷に入れた備長炭でじっくり焼き上げるのがこの店のスタイルだ。その甘さは、ヘタの切り口からあふれる蜜を見れば一目瞭然。“ホクホク”としたイメージが強い焼きイモだが、蜜が多いため、ねっとりとした食感にきっと驚くはず。
収穫後2〜3カ月ほどで登場する熟成イモ。
焼き始めて40分ほどで飴色の蜜が出てくる。90~120分かけて完成。
ふらりと立ち寄れる気軽さがうれしい。キュートなパッケージに包まれたギフト用も。
東京都中央区銀座7-6-4 GINZA7ビル1F
tel:03-6263-8773
営)12時~20時30分(月~金) 12時~18時(土)
休)日、祝
www.imo-tsubo.com
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なると金時に着目した、10種以上のスイーツ。
芋スタンド バイ ダンポテト|戸越銀座
サイズによって値段が変わる「焼きイモ アイス」。写真は¥450
オーナーの徳島の実家で育つなると金時のおいしさを発信したいとスタートした、テイクアウト専門店。メニューは、「ぽてシェイク」というユニークなドリンク類から、ソフトクリーム、チップス、イモけんぴとさまざま。水分量が少なく、ホクホクとしたなると金時ならではの食感を味わうなら「焼きイモ アイス」がおすすめだ。
漉したイモを生クリームや白あんなどと合わせた「食べ比べスイートポテト」¥500。プレーン、抹茶など6種から選べる。
近くには姉妹店のカフェもある。
東京都品川区平塚2-18-5
tel:090-4679-5473
営)10時~18時
無休
https://stand-by-confectionery.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral
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イモのおいしさを追求した、究極の調理法とは。
天ぷら元吉いも 代官山
能登の塩を加えたソフトクリームと丸十をのせた「塩そふと丸十」¥650
基本となる商品は「名残り丸十」や「塩そふと丸十」のみ。メニューに載るこの“丸十”とは、天ぷら店でのサツマイモの呼び方。それもそのはず、ここは1ツ星を有する天ぷら元吉の姉妹店。特別な手法で1時間以上火を通すことでしっとりと仕上げた逸品は、まるできんつばのようなおいしさ。秋に登場する新丸十から、旬丸十、春の名残丸十と、旬ごとの味を楽しみたい。
天ぷら店さながらの和の設え。みずみずしくあっさりした甘さが楽しめる新丸十が登場するのは10~11月。
東京都渋谷区代官山町20-6
tel:03-6455-2240
営)12時~16時30分
休)月 ※ほか不定休あり
http://motoyoshi-1120.com
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丹波里山から届く、奥深い栗の風味。
中島大祥堂 六本木ヒルズ店|六本木
丹波本店の茅葺き屋根をイメージした、食べごたえたっぷりな「丹波栗のモンブラン かやぶき」¥864
栗や黒豆、大納言小豆などの名産地として知られる丹波。その地で菓子店を営む中島大祥堂が、満を持して東京に! 人気ナンバーワンは「丹波栗のモンブラン かやぶき」。ほっくりなめらかなモンブランクリームが、サクサクのメレンゲの土台や生クリームを包み込む。栗の渋皮煮を丸ごと味わえる「丹波栗のパイ くりまる」も見逃せない。
球状のパイ生地の中から丹波栗が1粒現れる「丹波栗のパイ くりまる」1個¥594
6月にオープンした東京第1号店。
東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズ ノースタワーB1F
tel:03-6271-5522
営)10時~20時
無休
www.ntdshop.jp
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クリームと果実の濃厚なハーモニー。
ニュウスタイル 銀座千疋屋 六本木ヒルズ店|六本木
「和栗のプレミアムバターサンド」1個¥432。ホロホロとした食感のクッキーで、濃厚なクリームを挟んだ。ほかのフレーバーと比べ、バターを抑えることで栗本来の味を生かした。
老舗フルーツショップによる新機軸。喫茶を擁する店内では、最上級の果物や、それらを使ったスイーツが並ぶ。新定番として注目なのが、オレンジやラムレーズンといった10種の「プレミアムバターサンド」だ。和栗フレーバーは、バター、渋皮栗のペースト、栗の実がバランスよくサンドされ、コクのある芳醇な味に仕上がっている。
六本木ヒルズ店限定のフレーバーもある。
東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズ ノースタワーB1F
tel:03-6447-0780
営)10時~20時
無休
http://pa.ginza-sembikiya.com
*『フィガロジャポン』2020年10月号より抜粋
●新型コロナウイルス感染症の影響により、営業時間や定休日が変更となる場合があります。最新の情報は各店舗へお問い合わせください。
photos : KAYOKO UEDA, YU NAKANIWA