大工道具からキッチンツール?

Gourmet 2019.09.23

大工道具の製造を通じて培ってきた、精緻な技術と理念を活かして作られた、日本発のキッチンツールブランド、DYK(ダイク)が誕生!

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「それぞれの道具には関係性があり、取り合わせをすることで仕事は完成される」。古くから、日本の大工たちは道具の取り合わせを考え、それらを巧みに使いこなすことで長い年月や日本の自然条件にも耐えられる、精巧な建物を造ってきた。道具を使いこなす、ということでは、料理も同じ。作る料理や使用する素材に合わせて、キッチンツールそれぞれの相性を考え、取り合せることによって、おいしいひと皿を作ることができるのだ。

この新しいキッチンツールブランド、DYKの発売元、高儀は、江戸時代末期の1866年に、のこぎり鍛冶として、越後・三条村(現在の新潟県・三条市)で創業。その後、のこぎりをはじめとする大工道具を中心に、刃物道具問屋として発展してきた。今回登場したDYKシリーズは、料理をする人それぞれの美意識を引き出すキッチンツールとして、その機能性はもちろんのこと、プロダクトデザイナーの鈴木啓太と組むことで、見た目の美しさにもこだわった。包丁だけでも、肉の塊や鱗のある魚などに適した牛刀、パン切り包丁、オールマイティーな三徳包丁、小型三徳包丁、ペティナイフと種類豊富に揃うところからも、本気度が伺える。また、料理道具の定番、お玉やフライ返しも、調理法の特性を考えて、日本料理/中華料理用、西洋料理用に分けて開発。専用のツールスタンドやツールレストも展開するので、スタイリッシュなキッチン作りを目指すならこちらも要チェックだ。

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190919-k2.jpgstyling:Masato Kawai, Food:Mariko Hiromatsu, photo: Masaki Ogawa(以下同)

包丁の柄部には、中空モナカ構造を採用し、軽量性を実現。食洗機対応で洗いやすく、高いメンテナンス性を誇る。肉の塊、鱗や太い骨のある魚など、固く大きな食材に適している。牛刀(385×49×26mm・刃渡り235mm)ブラック¥7,020 (シルバー¥6,480も展開)

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肉、魚、野菜、オールマイティに使える三徳包丁は、キッチンの必需品。独自の丸みを帯びたハンドルは、美しいだけでなく、しっかりと握れるこだわり設計。(322×45×26mm・刃渡り173mm)シルバー¥5,940(ブラック¥6,480も展開)

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皮むきや薬味を刻むときに重宝するペティナイフ。刃渡りが短いので、洗いやすいのも便利。(202×33×24mm・刃渡り82mm)ブラック¥4,320(シルバー¥4,320も展開)

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麺類を扱うのに特化したトング。茹でる、炒める、ソースと和える、盛りつけるなど、麺状の食材を使用するあらゆるシーンで、麺をしっかりと掴むことができる。試行錯誤して生まれた先端の形状により、あらゆる太さの麺に対応。パスタトング(52×80×288mm)¥2,376

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ひとすくいで約1人前のチャーハンがよそえる便利なサイズ。食材を最後まですくい取れるよう、先端にかけてカーブを丸く調整し、薄く仕上げた。万能スプーン(86×40×320mm)¥2,052

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目玉焼きやステーキ、オムレツなど、形を崩したくない大きめ食材に適したターナー。通常よりも幅が広く設計されているので、食材をしっかりと乗せられる。(83×86×338mm)¥2,700

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菜箸のように先端を細くしたことで、かき混ぜたり、ミニトマトやアスパラなどの小さく掴みにくいものをつまむなど、細かな動きにも対応。菜箸トング(65×22×320mm)¥2,376

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最大6ツールをかけることができる、ツールスタンド。(直径158×393mm)ブラック¥13,500(ミラー¥9,720も展開)

●問い合わせ先:
ダイク dyk-takagi.jp

texte : NATSUKO KADOKURA

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