ブルーチーズの塩気が効いたリンゴとビーツのサンド。

「ビーツとリンゴのブルーチーズサンド」のご紹介です。

名前の通り、オリーブオイルでソテーしたビーツとリンゴでブルーチーズを挟み、最後においしい塩と黒コショウをパラパラしたら完成です。

何となく思いついたレシピでしたが、ひと口食べた瞬間、おいしすぎて小躍りしたくなりました。
ブルーチーズの塩気とクリーミーさ、リンゴの酸味と甘みが、ビーツの優しい味わいと重なっておいしいマリアージュです。

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「飲む輸血」「奇跡の野菜」と呼ばれ、栄養抜群なビーツ。ビーツの赤い色素には強い抗酸化作用がある上、カリウム、ナトリウム、葉酸、食物繊維なども豊富に含み、数ある野菜の中でも抜群に高い栄養価だそうです。

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難しいことを抜きにしても、ビーツは、楽しい!

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赤いビーツは、蒸して火を通したら冷凍保存できるので(ビーツを丸ごと蒸す場合は圧力鍋で40分)、小分けにして冷凍しておきます。
必要な時に解凍して、パイナップルと一緒にスムージーにしたり、サラダに入れたり、ビーツの皮を入れた水にゆで卵を浸してピンク卵を作ったり。
ほかにも、ビーツの皮をミネラルウォーターにさっと浸して、抗酸化作用のあるビーツウォーターを作ったり、白い豆乳スープにビーツの刻みを入れてスープに広がるピンク色を楽しむなど、ビーツを使うだけで、お皿が鮮やかに華やぎます。

ビーツの旬は、6月から7月、そして秋だそうです。鎌倉駅から徒歩3分の鎌倉市農協連即売所にも、いまの時期はビーツが並んでいます。デパートで買うと驚くほど高いけれど、こちらでは、ひとつ200円くらいで売っています(農家さんや時期によって値段は異なります)。
ざっと調べたところ、全国のビーツ農家さんからネット通販でも安く手に入れることができそうです。そして、ビーツは自家栽培でも簡単に収穫できる、初心者向けの野菜のようです。
栄養価が高いだけでなく、色を使って料理を華やかにアレンジできるビーツが手に入るいまの時期に、たくさん楽しみたいと思います。

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★ ビーツとリンゴのブルーチーズサンド★

【材料】(1人分)
ビーツ(生)の横スライス    3枚
リンゴの横スライス     3枚
ブルーチーズ(写真のチーズはゴルゴンゾーラ・ドルチェ)30g
塩             適量
黒コショウ             適量

【作り方】

  1. ビーツとリンゴを横に2mm程度にスライスする(リンゴの芯は取り除くこと)。
  2. フライパンにオリーブオイル(分量外:小さじ1程度)をひき、1を弱火〜中火でソテーしていく。
  3. 2が温かいうちにお皿に盛り付ける。ビーツ、ブルーチーズ、リンゴを重ねていく。
  4. 仕上げに、おいしい塩、黒コショウを軽くかけて完成。

【ポイント】

  • ビーツとリンゴのスライスは薄すぎると焦げる原因になるので、2mmほど厚みがある方がよい。
  • 余ったビーツは蒸して火を通し、サラダなどに活用。

※ブルーチーズについて
ブルーチーズの中でも、「ロックフォール」は、ブルーチーズの王様といわれ、塩気と癖が強いタイプです。ブルーチーズが苦手な方は「ゴルゴンゾーラ」のドルチェタイプを選ぶと、穏やかなブルーチーズの味わいを楽しめます。ゴルゴンゾーラには、ドルチェとピカンテの二種類があります。ドルチェは塩気が優しいタイプ、ピカンテは塩気の強いタイプです。

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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