すっきりとした内装に素朴な木のテーブルや家具がどこかほっこりした温もりを漂わすイタリア料理店、樋渡。神保町のジロトンドで料理長を務めた原耕平シェフの独立店だ。
「食べ疲れせず、何を食べたか明確にわかる料理を出していきたい」と話す原シェフ。その言葉どおり、素材の持ち味を生かすべく塩分は控えめに。イタリアの魚醤、コラトゥーラやアンチョビを使い分け、味わいに奥行きを出している。たとえば、1週間寝かせたサワラなど7~8種の魚介が皿を飾る魚介の前菜盛り合わせも、カルパッチョにはコラトゥーラを使用するといった塩梅。また、バターとチーズを控えめにしたリゾットもおすすめだ。
手前から「魚介の前菜盛り合わせ」1人前¥1,980、「ガンジー牛の腕肉のロースト」¥3,300。ワインはグラス¥660からある。
「アサリとカブのリゾット」¥1,760。南魚沼のコシヒカリを使ったリゾットは、軽やかでアサリの旨味が利いた佳品。
ふだんはコース(¥5,500~)がメインで、日曜のみ18時までの通し営業でアラカルトにて展開。
イタリア料理 樋渡
東京都港区芝2-15-4 1F
tel:03-6809-3037
営)17時30分~20時最終入店(火~土) ※コースの場合。アラカルトは22時L.O. 12時~17時L.O.(日)
休)月、第4日曜日 ※祝不定休
予算:¥8,000~
座席数:カウンター8席、テーブル12席
www.facebook.com/hiwatasi2019
東京都港区芝2-15-4 1F
tel:03-6809-3037
営)17時30分~20時最終入店(火~土) ※コースの場合。アラカルトは22時L.O. 12時~17時L.O.(日)
休)月、第4日曜日 ※祝不定休
予算:¥8,000~
座席数:カウンター8席、テーブル12席
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*『フィガロジャポン』2020年1月号より抜粋
texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA