アンフォルメル/広尾/フレンチ 時代に寄り添う、最新古典フレンチはいかが?

店名の“アンフォルメル”とは、1950年代に起きた美術運動のこと。それまでの美学を捨て、もうひとつの芸術を創ろうとしたその運動になぞらえ、「この店では、いま主流のイノベーティブとは違う方向性の料理を提供していきたい」とは、28歳の片岡龍太郎シェフ。

なるほどコースを飾る料理は、本州鹿のひき肉でフォアグラを包み赤ワインソースで仕上げた「本州鹿のファルシ」や「根セロリのポタージュ」など、いまどきにしては珍しくクラシックな料理が特徴。だが、その赤ワインソースもコンソメを加えてより軽く仕上げるなど、いまの時代に合った味覚をプラス。レトロとモダンが交錯する店内で、若手シェフの古きよきフレンチをぜひ。

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料理はすべて¥9,680のコースから。手前から、「本州鹿とフォアグラのファルシ 赤ワインとコンソメのソース」、クラシックなヴァンブランソースでいただく「ナメタガレイのパートフィロ包み焼き」。ワインはグラス¥1,100からある。

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前菜の「北海道の甘エビのタルタル」。ねっとりしたエビの甘味を生かしたひと皿。

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店内奥には静かな4人用個室もある。

アンフォルメル
東京都渋谷区広尾5-19-2 1F
tel:03-6455-7877
営)18時~22時30分L.O.
休)月、12/31~1/3 ※ほか不定休あり
予算:¥10,000~
座席数:カウンター8席、4人用個室1室
www.facebook.com/informel2019-101756167888590

*「フィガロジャポン」2020年2月号より抜粋

texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA

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