夏には苦味。「苦瓜のクミンソテー」でビール!
平野由希子の季節のおつまみ 2017.08.05
苦味はおいしい。大人になったからなのか、ただ、暑いからなのか、よくわからないけれど、ほろ苦い味が食べたくなります。
こう書いていたら、気になってしまい、調べて見ました笑。苦味は体内の温度を下げるのに役立つそうです。暑い中、頑張っている心臓が喜ぶのも苦味だとか。食欲増進の効果もありますね。
苦い食材といえば、苦瓜ですね。おなじみのゴーヤチャンプルーもつまみの定番ですが、今回はナンプラーとクミンで炒めてエスニックな味わいにしてみました。
苦味料理には、やっぱり苦い飲み物、ビールがぴったりなのはいうまでもありません。まずは、ビールでぐびっと喉を潤して、さて、それから次に飲むとしたら、ロゼワインでしょうか。夏にはワインをオンザロックにして飲むのもいいものです。そうこうして飲み始めたら、沖縄料理の代表格、そうめんチャンプルーも一緒にどうでしょうか。高菜と豚肉、そして香菜を仕上げにたっぷりと。こういう料理にはビール、そしてロゼは間違いのない組み合わせ。
ちなみに苦味を大人になるとおいしく感じるようになるのは、経験を重ねることによって、少しずつ味になじんでいくから。苦手なものでも、経験を積まなければわからないことって、食べ物以外にでも、いろいろありそうですが。
苦瓜のクミンソテー
<材料 2人分>
苦瓜 1/2本
玉ねぎ 1/4個
オリーブオイル 大さじ1
クミンシード 小さじ1/2
ナンプラー 小さじ2
酒 大さじ1
<作り方>
1. 苦瓜は縦半分に切り、種とわたをかきだす。5㎜幅に切る。玉ねぎは薄切りにする。
2. フライパンにオリーブオイル、クミンを熱し、よい香りがしてきたら、玉ねぎ、苦瓜を入れて炒める。
3. 野菜が少し透き通るくらいになったら、ナンプラー、酒を加えて炒める。
Wine365
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フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano 料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir