菜の花のタルティーヌでほろ苦いワインを

暖冬のせいだけではないと思いますが、野菜や果物の季節はどんどん前倒しになってきました。「もうそら豆が出回っている」とか「いちごの露地ものがもう売っている」などと、驚きとともについ嘆きがちなのですが、走りも旬も名残もそれぞれ味わえる幸せを享受したいものです。

菜の花はこれから、アスパラ菜や菜花など、いろいろな種類が出回ってきます。
どんな種類のものでも、なんと言ってもおいしいのはオイル蒸し。この連載でもオイル蒸しを取り入れた料理はいろいろな野菜で紹介しています。

今回は少し柔らかめにオイル蒸しにして、パンにのせてタルティーヌに。朝ごはんにはもちろんですが、ほろ苦い野菜は少し苦味を感じるような白ワインやオレンジワイン、クラフトビールなどと合わせるとよいつまみになります。そろそろ陽も長くなり始めました。明るいうちからタルティーヌで一杯いかが?

菜の花のタルティーヌ

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<材料 2人分>
パン・ド・カンパーニュなど好みのパン 2枚
菜の花 2/3束
オリーブオイル 大さじ1
にんにく 1/2かけ
塩 

<作り方>
⒈ 菜の花は水につけてしゃっきりとさせ、軸とつぼみの部分を分けて切る。
⒉ 鍋に水大さじ2とオリーブオイル、つぶしたにんにく、塩少々を入れる。菜の花の軸を並べ、その上につぼみをのせてふたをして中火にかける。
⒊ 5分を目安に蒸す。途中で2〜3回、上下を返す。
⒋ 焼いたパンの上に3を煮汁ごとのせ、オリーブオイル適量(分量外)を回しかける。

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

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