牛乳リゾットで家飲みを
平野由希子の季節のおつまみ 2020.03.06
学校給食が休みになり、大量の牛乳、乳製品が余ることが懸念されていますね。スーパーに行ってみると、本来足りているトイレットペーパーの棚は空っぽですが、大量の牛乳が山積みで安売りされていました。こういう時には少しでもできることを。
今回のレシピは牛乳のリゾット。炒めたお米を牛乳で煮ていきます。ベーコンとチーズ、黒コショウの風味でカルボナーラのような味わい。今日はマッシュルームを組み合わせましたが、カブやカリフラワーなどを合わせるのもいいですね。牛乳を煮詰めていくので、生クリームを使わなくてもこっくりとした風味になります。牛乳をたっぷり使うレシピは、以前こちらで紹介した「シュクメルリ」もおすすめです。
飲酒する人は風邪やウィルスにかかりにくいという研究報告もあるそうです。しかも、週に2〜3日飲む人より、毎日飲む人の方がよりかかりにくいというデータがあるとか! コロナにそれが当てはまるかどうかはわかりませんが、耳に嬉しい話ですね。ともあれ、おいしい食事とお酒はストレスを軽減することは間違いありません。家にいる時間も長くなりそうですが、家ごはん、家飲みで少しでも楽しく、健康に。
牛乳リゾット
<材料 2人分>
米 1合
牛乳 300ml
玉ネギ 1/6個
ベーコン1枚
マッシュルーム 4個
白ワイン 50ml
オリーブオイル 大さじ1
バター 大さじ1〜2
パルミジャーノチーズ 大さじ4
塩、黒コショウ 各適量
<作り方>
1. 玉ネギはみじん切り、ベーコンは1センチ幅、マッシュルームは5ミリ幅に切る。
2. 鍋にオリーブオイルを入れて熱し、ベーコン、玉ネギを入れて炒め、しんなりとしてきたら米を加えてすき通るまで炒め、マッシュルームも加えて炒める。白ワインを加え煮立てる。
3. 牛乳の半量、塩を加える。水分がなくなってきたら、残りの牛乳を2〜3回程度に分けて加え、粘りが出ないように時々かきまぜる。仕上げにバターとパルミジャーノチーズの半量を加え混ぜ、塩で調味する。うつわにもり、残りのチーズをふり、黒コショウを挽く。
フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano 料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir