もう、さくらんぼの季節。夏ももうすぐそこまでやってきたようです。八百屋の店先で光り輝いていた真っ赤なさくらんぼをひと山買いました。ひとりでは食べきれそうになかったので、ローストビーフのソースに。赤い果物は赤身の肉と好相性。バルサミコソースでふたつの素材の味がつながります。

ローストビーフを家で作るというと難しそうに感じるでしょうか。赤身肉ならば、表面さえしっかり焼けば、中をレアにして牛たたき風に仕上げてもいいし、弱火で少し長めに加熱してミディアムに焼いても、どちらもおいしいもの。目安の焼き時間をレシピに書きましたが、自分の感覚で焼いてみても大丈夫。思うように焼き上がらなくても、それはそれ。失敗にはなりません。このくらいの火の通り方もまたおいしいね。とワインを飲みながら楽しんで。

ローストビーフのさくらんぼソース

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<材料 3〜4人分>
牛赤身肉(ランプ、ももなど) 300g
塩 小さじ2/3
さくらんぼ 10粒
ミント

*オリーブオイル 大さじ2
*バルサミコ酢 大さじ2
*塩 小さじ1/3
*コショウ 少々

<作り方>
1. 牛肉は1時間ほど前に冷蔵庫から出し、塩を全体にまぶしておく。
2. さくらんぼは半分に切って種をとり、混ぜ合わせた*に加えて10分ほど置く。
3. フライパンにオリーブオイル(分量外)を熱し、強火で各面こんがりと焼き色がつくように焼く。弱火にしてふたをして10分焼く。何度か肉を返す。火を止めてそのまま10分休ませる。
4. 薄切りにして、焼き上がったら、粗挽き黒コショウをふり、10分休ませてから、薄切りにする。
5. 肉を皿に並べ、2のソースをかけ、ミントをちらす。

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

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