夏の日のおつまみに作ったのは、トウモロコシのガレット。少量の粉とクミンを加えてオリーブオイルで揚げ焼きにします。ひげ根も刻んで加えました。トウモロコシのひげ根は生薬でもあり、むくみを取ったり、コレステロールを下げる作用があるそう。それに、何よりひげ根を一緒に使うことで料理がよりおいしくなるのです。焼きトウモロコシにもひげ根は欠かせませんし、炊き込みごはんにも刻んで入れます。このガレットでは、カリッとした香ばしさを添えてくれます。

トウモロコシのかき揚げは夏のご馳走ですが、家で作るのは少し億劫かもしれませんね。このガレットなら、フライパンで揚げ焼きをするだけなので、気負いなく作れます。焼いているそばからビールが飲みたくなってしまうこと請け合いです。

トウモロコシのガレット

200717-IMG_1650.jpg

<材料 2人分>
トウモロコシ 1/2本
薄力粉 大さじ2
パルミジャーノチーズ (すりおろして)大さじ1
クミンシード 小さじ1/3
塩 少々
水 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2〜3

<作り方>
1. トウモロコシの実を包丁で軸から削ぎ落とす。トウモロコシのひげ根は茶色くなっているところを除き、1cm程度の長さに刻む。
2. ボウルに1、薄力粉、チーズ、クミンシード、塩少々、水を入れて混ぜる。ようやくまとまる程度が目安。ばらばらになりそうな場合には、薄力粉、水適量を加えて調整する。
3. フライパンにオリーブオイルを熱し、2をスプーンですくって落とし、平たく広げる。直径5cmのものが4枚が目安。
4. 焼き色がついたら、返して反対側もこんがりとするまで焼く。

 

≫ 平野由希子の季節のおつまみ。記事一覧へ

 

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories