週末に花を飾りましょう。 #02 ベッド周りをセンシュアルにする、一輪挿しのアレンジ。
Interiors 2020.01.26
和みの場であるベッドルームに取り入れたいのは、センシュアルな差し色の一輪挿し。複数組み合わせることで、奥行きのあるストーリーが生まれる。
日常的に向きを変えて、見え方の変化を楽しむ。
「エデンワークス ベッドルーム」篠崎恵美さん
向きだけでなく、花の高さもあえてバラバラにしてリズミカルな動きを出す。ボルドーの同系色で揃えた花は4本まとめて¥2,500~、花器¥2,000~3,000、紙素材で花を再現するブランド「PAPER EDEN」のクレマチス、オステオスペルマム各¥3,500
フラワークリエイターとして、独自の感性で花の可能性を見つけ、創作活動を行う篠崎恵美さんのフラワーショップ「エデンワークス ベッドルーム(edenworks bedroom)」は2015年に代々木上原にオープン。週末の土日のみ営業するアトリエのような店舗では、常時30~40種類の季節の花々が訪れる者を優しく出迎える。
「花には1本1本個性があります。茎が曲がっていたり、花の形が均等でなかったり。一輪挿しの場合は、どう見せてあげるのがいいか、1本ずつベストの向きを探りながら活けていきますが、花束を作るようにそれらを集合させると、奥行きのある世界観が生まれます。ベッドに座って見るのと、窓のほうから見るのでは、見え方が違ってくるので、その時々で向きを変えて楽しむのもいいですね。同じ花でも向きが変わるだけで印象がずいぶん変わります。すべて窓に向くように活けるのも可愛らしいですよ」(篠崎さん)
花器選びにも篠崎さんらしいこだわりがある。
「有機物と無機物のコントラストが、私の創作テーマのひとつになっています。石やガラス、紙といった異質なものとの関係性が、その一瞬を生きる花の存在感を引き出してくれると感じています」(篠崎さん)
チョコレートコスモス
セルリア
アンスリウム
シンビジウム
エデンワークス ベッドルーム edenworks bedroom
東京都渋谷区元代々木町8-8 3F
営)13時~20時
休)月〜金、ほか不定休(Instagramで要確認)
https://edenworks.jp
photo : AKEMI KUROSAKA (STUH), texte : ERI ARIMOTO