ジョージ・ナカシマの名作チェアを部屋に。
Interiors 2021.07.23
東京・中目黒のデザインギャラリー、LICHT(リヒト)にて、『ジョージ・ナカシマ没後30年企画展』(*)を7月24日より開催。会場では、木工家具作家のパイオニアのひとりであるジョージ・ナカシマが活動初期の1944年にデザインした「グラスシートチェア」のスペシャルエディションモデルの展示受注販売も行う。
photo: Yuji Takeuchi (Ballpark)
1990年に亡くなった後も、ナカシマデザインの家具は、娘のミラ・ナカシマが引き継いだ米国ニューホープの工房と四国高松の桜製作所の2カ所で作り続けられている。今回、没後30年にあたり、ナカシマがインドの国立デザイン研究所(NID)にデザインを提供し、1960年代後半~70年代にかけてインドで生産された作品のひとつであるローズウッドのグラスシートチェアを、当時と同じインド産ローズウッドを使用して桜製作所が特別に復刻。今回の企画展は、このグラスシートチェア以外の作品も並ぶ貴重な機会となるので、ぜひナカシマの家具の魅力を体感しに会場へ出かけて。
*…2020年がジョージ・ナカシマ没後30年だったが、新型コロナウイルスの影響により発表を今年に延期。
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photo: Yuji Takeuchi (Ballpark)
グラスシートチェアのスペシャルエディションモデルは、1948年の創業以来、長くナカシマデザインの家具を手がけてきた桜製作所で作られる。今回素材として使用されるインド産ローズウッドはとても希少な材質で、入手困難なため限定製作に。
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photo: Yuji Takeuchi (Ballpark)
どこから見ても美しい佇まい。ローズウッドチェア
会期:7/24(土)~8/1(日)
会場:リヒト
東京都目黒区青葉台3-18-10 2F
tel : 03-6452-5840
開)13時~18時
http://licht-gallery.com
text: Natsuko Kadokura