気鋭の萩焼作家、坂倉正紘展が表参道イートリップ ソイルで。

Interiors 2021.08.21

日本海に面した山口県長門市。茶陶に代表される萩焼で有名なこの地域に、360年以上の歴史をもつ三ノ瀬萩焼深川窯(そうのせはぎやきふかわがま)はある。山口県指定無形文化財の15代目、坂倉新兵衛の後継者として作陶を続ける坂倉正紘氏は、1983年生まれ。名窯の歴史を守りながら、自由に興味の赴くまま作陶することも大事にしているという彼のクリエーションに、いま注目が集まっている。

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sub.jpeg坂倉氏ならではの上品なデザイン。山間部の三ノ瀬では、裏の山に入り自ら土を掘り出す作業から行っている。

毛利家の御用窯として開かれ、茶人たちに愛された伝統工芸品であった萩焼。現在は、茶道具以外に食のうつわ、オブジェなど、日常使いのデザインも充実している。坂倉氏が手がけたうつわたちも、手にした人が使いみちを自由に想像できるコンテンポラリーな表情が魅力だ。

その坂倉氏のうつわの展覧会が、8月21日(土)から表参道 イートリップ ソイルで開催中。ショップでは、津田農園のジュース、ひものや食堂ひだまりの干物、孫農園の天然はちみつなど長門市のおいしいものも販売される。山口の風土とうつわの歴史に想いを馳せて、萩焼のいまを感じてみては?

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sub3.jpeg使いみちも自由に、想像をふくらませて……。

sube.jpg長門湯本にあるカフェ&ポタリィ音で使われている坂倉氏作のデザートプレート。
Will of Soil 坂倉正紘展

会期:8/21(土)~8/27(金)
場所:表参道 イートリップ ソイル(東京都神宮前5-10-1 GYRE4F)
営)12:00~19:00(火~土)、12:00~18:00(日)
休)月
※作者の在廊日は、8/21(土)、22(日)、24(火)の予定。

 

 

text: madame FIGARO japon

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