あなたのアールドゥヴィーヴルってなんですか? 後藤裕一:旬をジャムにし、自分の時間を楽しむ。

Lifestyle 2021.10.10

植物を育てる、アートを飾る……日々の暮らしを彩る大切なこと。自分ならではの美学を持つクリエイター7人に、極めて私的なアールドゥヴィーヴルについて聞きました。


後藤裕一(パティシエ)

旬の果物をジャムにする、自分に根付く習慣。

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自宅ではあまり特別なものは作りませんが、ジャム作りは欠かしません。知り合いの農家からいただいたものやファーマーズマーケットで見つけたものなど、季節ごとに旬のフルーツをジャムにします。最近は、家族で摘んだブルーベリーとアンズのジャムを作りました。思えば、実家でも父親がリンゴやイチゴのジャムをコトコト煮込んでいました。その記憶があるからなのか、食べやすいジャムにして、子どもと一緒に楽しみます。心がけているのはシンプルに作ること。自宅で食べきるものなので、砂糖を控えめにサッと煮て、フルーツの風味が生きるコンポートとジャムの間くらいで味わいます。アールドゥヴィーヴルは、フランスで暮らしていた時に体感としてあったもの。カフェのテラスに座ってエスプレッソとクロワッサンを楽しむ、そんな光景が目に浮かびます。日本で働いているとつい忘れてしまいがちですが、自分の時間を楽しむ自然体な姿勢を大事にしていきたいですね。

後藤裕一(パティシエ)
Yuichi Goto
パティシエとして修業後、フランスのトロワグロ本店で4年間シェフパティシエを務める。帰国後2015年、人気レストランPATHをオープン。

*「フィガロジャポン」2021年9月号より抜粋
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