"ビル産ビル消"ファーム・トゥ・テーブルを、都会で楽しむ。
Lifestyle 2023.09.11
農業×福祉(農福)連携で豊かな食の未来を目指す「AGRIKO(アグリコ)」は、世田谷区桜新町に続く2拠点目となる「AGRIKO FARM 白金(アグリコ ファーム 白金)」を開園。
都会のビルの屋上が、環境に優しい農園に。
アグリコの代表を務めるのは、俳優としても長く活躍している小林涼子。2014年より俳優業と並行して農業にも携わるようになり、家族の体調不良をきっかけに、「高齢者や障がいをもつ方々でも無理なく続けられるバリアフリーな農業」「おいしいものを食べ続けられる未来」を作っていきたいとアグリコを設立。農林水産省「農福連携技術支援者」を取得し、自然環境と人に優しい循環型農福連携ファーム、アグリコ ファームを世田谷区桜新町に開園した。ここでは、水耕栽培と水産養殖のシステムをあわせもつ「アクアポニックス栽培」を導入し、竹害対策や障がい者のマッチング雇用などの取り組みを含めSDGs17項目すべてにフルコミットしている。
アグリコの代表を務める、俳優の小林涼子。
この度開園したアグリコ ファーム 白金もこの仕組みを受け継ぎ、今回はレストラン、パティスリー、デリ、食品を取り扱うショップ「gicca 池田山(ジッカ 池田山)」との縁で、アグリコ ファームで育てた野菜やハーブ、エディブルフラワーをはじめ、イズミダイやホンモロコなどの魚がここのレストランメニューに採用される。
これまで使用されていなかったビルの屋上をファームとして活用することで屋上緑化を図るだけでなく、収穫された産物をビル内のレストランで提供する“ビル産ビル消”の実現により、食材輸送の環境負荷を示す「フードマイレージ」も低減していく。人と環境に優しい農業を、文字どおりのファーム・トゥ・テーブルにより、おいしく味わうことでサポートして。
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ビルの1・2Fを占めるgicca 池田山では、アグリコ ファームで収穫された農産物を使用したメニューがいただける。左から:アグリコファームのバジルとマリーゴールドを使用した「AGRIKO ファームのジェノベーゼ -ハーブとマリーゴールド添え-」¥1,800(レストラン、10/1までの提供)、アグリコファームのセージを使用した「巨峰とセージのミルフィユ -カシスアイスクリーム添え-」¥1,200(レストラン)、¥840(テイクアウト、アイスクリームなし。ともに10/5までの提供)、アグリコファームのレモンバーベナを使用した「ハーバルグラニテ -レモンバーベナ香るトニック-」¥880(レストラン、テイクアウト。ともに10/1までの提供)
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「池田山からはじまる、心やすらぐ食体験」をテーマに、レストラン、パティスリー、デリ、ショップを展開するgicca 池田山。この屋上がアグリコ ファーム 白金に。
東京都品川区東五反田5-1-1 OURA BLDG
tel : 03-6450-4830
営)1F(パティスリー、デリ、ショップ)10:30〜21:00 2F(レストラン)11:30〜21:00L.O.
休)月
https://gicca.jp/
text: Natsuko Kadokura