古着購入時は「トコジラミ」に要注意!対策をおさらい。

Lifestyle 2023.10.22

フランスで猛威を振るっているトコジラミ。フリマや古着屋でユーズドを購入した際の正しい対処法とは?フランスの「マダムフィガロ」誌によるレポート。

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古着を購入したらトコジラミ対策。photography : Oscar Wong / Getty Images

フランスでトコジラミが猛威を振るっている。映画館や病院、公共交通機関から住宅に至るまで……公共の場でも家庭内でも、いたるところで被害が続出しており、新聞や雑誌でもよく取りあげられるようになっている。フランスの消毒殺菌ネズミ駆除業界団体のプレスリリースによると、2023年夏に依頼のあった害虫駆除の件数は、前年比で65%増だったそうだ。市場調査会社の2022年7月調査によれば、すでに2017年から2022年の間でフランス家庭の11%にトコジラミ被害があったことが報告されている。

ではトコジラミを家に持ち込まないためにはどうしたらいいのだろうか。具体例としてフリマなどで古着を購入した場合を想定してみよう。不必要に恐れる必要はないものの、念の為の用心をするにこしたことはない。とりわけ、絶対にトコジラミは家に持ちこまないと決意しているのならなおさらだ。一旦持ち込んでしまうと、駆除費用もバカにならない。

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まずはコインランドリーへ

古着屋やフリマアプリなどで購入した服や小物にトコジラミが絶対いない保証はどこにもない。なので悩むよりもまず、すぐにコインランドリーに向かい、最低でも60℃のお湯で洗った後、乾燥機にかけよう。極端な高温や低温が不快害虫に効果的であることを知っておこう。トコジラミを常に肉眼で確認できるとは限らない。なにしろ卵の大きさは1mm以下なのだ。

フランス政府のトコジラミ対策ウェブサイトにあるように、カシミアやシルク、ウールなどのデリケートな素材ならば、72時間冷凍という手も使える。

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風通し良く

トコジラミにとって居心地が良いのは室内の暗い場所。よく潜んでいるのはマットレス(だから“トコ”ジラミと呼ばれる)、カーペット、フローリングの隙間、ソファーやタンスの中だ。対策としてはクローゼットなど布類がたまりがちな場所を整理するのが一番だ。風通しが良くなればなるほど、トコジラミも居心地が悪くなる。

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気を付けるべきこと

トコジラミが家に侵入する可能性を最小限に抑えるために気を付けるべきことはまだある。

・古着を購入したら洗濯とチェックが終わるまで床やソファ、ベッドの上や下に置かない。
・荷物を受け取ったら包装材の段ボールやビニールはすぐに捨てる。
・怪しいなと思ったら洗濯する前か後に外で服をよく振る。

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出品者にも注意

とりわけVintedなどのフリマアプリを利用する場合は、しっかりした出品者を選ぶこと。好意的なレビューが多いかをチェックしよう。もちろん、いくらチェックしても届いた服にトコジラミがついていない保証はない。しかしながらたくさんの高レビューがついていたほうが、否定的なレビューがついていたりレビュー数が少ないアカウントよりも安心できることは確かだ。また、念には念を入れて購入前に出品者に、最近トコジラミに悩まされていなかったかを確認すればさらに安心だ。

text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)

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