世界中から注目を集める、理想的な朝ごはんを作る国は結局どこ?
Lifestyle 2025.05.05
医師のジミー・モハメドがインスタグラムに投稿した動画で、ある国の朝食の内容を紹介している。糖分が少なく、さまざまな塩気のある料理で構成される。
photography: d3sign / Getty Images
寝起きは食欲がないという人もいるだろうが、なかにはとにかく何かを食べたいと思う人もいるだろう。
後者の人々にとって、朝、身体が求めているエネルギーを補給するために、朝食のメニューは重要だ。その点、日本の朝食は理想的だと、一般医のジミー・モハメドが4月3日にインスタグラムに投稿。
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完璧な朝食
まずは寝ている間に失った水分の補給として、緑茶から食事が始まる。そして、味噌汁に、豆腐。でんぷん質は? 日本人は米を漬物とともに食べる。「発酵食品はご飯に含まれるでんぷんの消化を助けます」とモハメドは説明する。
それに続くのは、良質な脂質を提供してくれる鮭の切り身と、日本を代表する食品、納豆だ。その独特な味はさておき、大豆を発酵させた納豆は、真に健康の味方だという。
以前の記事でも、ヨーロッパ食事療法・微量栄養学研究所所長のディディエ・ショスは、こう説明していた。「食品を発酵させることで、糖などの分子が分解されると同時に、人体には不可欠なビタミンやミネラル、抗酸化物質などが生成されます」
日本人は甘さを求めてジュースや菓子パンには頼らない。その代わり、「梅干し」が好まれる。食物繊維を含む野菜も朝食で重要な役目を果たす。大根、蓮根、ほうれん草、にんじん、カブなど。最後に、「タンパク質の主要な供給源」である「卵焼き」も忘れてはならない。
From madameFIGARO.fr
この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
text: Shapnam Mougammadou (madame.lefigaro.fr) translation: Shion Nakagawa