ロサンゼルス火災、焼けた家の灰の中から結婚指輪を取り戻した女性が話題に。

Lifestyle 2025.01.26

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火災で自宅から避難するときに置いてきてしまった大切な指輪が灰のなかから見つかった。

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ロサンゼルス、2025年1月22日photography : Reuters/Aflo

ロサンゼルスの山火事が壊滅的な被害をもたらすなか、わずかに希望を取り戻した女性がいる。その女性、ビクトリア・デサンティスが住むアルタデナ地区は、かれこれ1週間以上にわたって猛威を振るう「イートン火災」によって壊滅的な被害を受けた地域だ。瓦礫の山となったビクトリアの自宅の焼け跡からなんと結婚指輪が見つかった。

「家を出たとき持っていたのはジーンズ2本とセーター2枚だけでした」とビクトリアは2025年1月14日、米ABCの報道番組『グッド・モーニング・アメリカ』の取材に答えている。「私の子どもの思い出の品も、私の子どもたちの思い出も、何もかも燃えてしまいました。何も救えませんでしたが、指輪だけは戻ってきました」。消防士たちが結婚指輪を見つけてくれたのだ。ただ、婚約指輪の方は焼けてしまった。

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炎から助かった唯一の思い出の品

1月8日、ビクトリア・デサンティスが自宅から急ぎ避難したのは午前3時45分だった。「娘と愛犬が車の中で無事でいるのを確認して、他のことはどうでもいいと思いました」と彼女はグッドモーニングアメリカに語っている。結婚指輪は手を保湿する時に外したままで、避難時に置いてきてしまった。

火災警報が鳴ってから家を出るまで、猶予は数秒しかなかった。「燃えかすが空中を舞い、通り沿いの草が燃え、家も一軒燃えているのが見えました」。自宅に戻ってみると、20年以上住んでいた家は焼け落ちていた。愕然としながら結婚指輪を見つけられないか、消防士に助けを求めた。「みんな四つん這いになって灰を掘りはじめ、ひとりが『指輪を見つけたけど、金じゃないぜ』と言いました。それが私の結婚指輪だったのです」とロサンゼルスのNBCニュースにヴィクトリアは語った。

From madameFIGARO.fr

text : Juliette Gurunlian (madame.lefigaro.fr)

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