20歳の女子大生が撮られた逮捕写真、「完璧すぎる」とネットで話題に。
Lifestyle 2025.03.28
アメリカ合衆国では、ジョージア大学の20歳の学生リリー・スチュワートが、ここ数週間でソーシャルメディアで話題となっている。理由は、彼女が警察のカメラの前で見せた完璧な歯並びの笑顔と整ったヘアスタイルにあった。
すべては3月8日に始まった。アメリカ南部ジョージア州アセンズのキャンパスで、ジョージア大学(UGA)の20歳の学生リリー・スチュワートは、所属する社交グループ「アルファ・カイ・オメガ」を出た。歯磨き粉の広告に出てくるような白く輝く歯を持ち、チアリーダーのような元気で明るい雰囲気の彼女は、友人の誕生日パーティーに向かっていた。しかし、リリーは時間通りに到着するため、制限速度90km/hの区域で時速130kmで走行してしまった。愛車のボルボSUVのルーフを開け、車内にはドレイクの曲やハウスミュージックが流れていた。スピード違反が発覚し、リリーは現行犯で逮捕された。スピード違反の罰金を支払った後、リリーは再び急いで運転を再開するが、再度制限速度を超えて走行し、数分後には再逮捕され、手錠をかけられ、警察署に連行された。雑誌「ピープル」の報道によると、「彼女は無謀な運転をしており、すぐに危険を避けるためにも逮捕が必要だった。彼女を道路から排除することで、新たな違反や事故を防ぎ、他の運転手たちの安全を確保した」とモーガン郡の保安官事務所は報告書で説明している。
警察署に到着した学生の彼女は、逮捕された際の手続きに従った:所持品を取り外し、いわゆるマグショットのためにカメラの前に立った。マグショットとは逮捕後に撮影される顔写真のこと。通常、あまり魅力的に見えるものではないが、今回は予想に反して、リリー・スチュワートは輝いて見えた:耳にパールのピアスをつけ、普段通りの大きな笑顔を浮かべ、髪は完璧にブローしている。
Lily Stewart (Morgan County)
-- Everything Georgia (@GAFollowers) March 14, 2025
Speeding in excess of maximum limits. pic.twitter.com/H68l4KuBla
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「ひどい写真」
その写真は、ソーシャルメディアに投稿され、24時間以内にバイラルとなった。数千件のコメントが殺到した。一部の人は今回の状況を皮肉り、一方で若い彼女の大胆さと美しさを称賛する人も。中には、彼女の罰金を払うためにお金を出し合おうと言っている人もいる。「ピープル」誌で、リリー・スチュワートは突然有名人となったことについて振り返った。「みんなが私に『どうして笑ったの?』って言いました。私はただ笑ったんです。それは本能的なことでした」と彼女は告白した。そして、こう付け加えた。「マグショットにはとても素敵なものもあります。私は自分の写真が特に印象的だとは思いません」と、現在Instagramで16000人のフォロワーを持つアメリカ人は語った。「私はこれをひどい写真だと思います。もし私を実際に見たら、こんな感じではないと思います。これが私のベストショットだとは思いません」。
再び逮捕
話はそこで終わるはずが、そうではなかった。3月23日(日)、リリー・スチュワートは再び警察に逮捕された。今回は、公務執行妨害と侵入罪での逮捕である。「TMZ」が入手した報告書によると、リリー・スチュワートと別の女性1名、男性2名(全員19歳または20歳)が、午前3時頃に大学の建物に侵入し、侵入アラームを発動させたという。会計学を学ぶ彼女は、郡の刑務所に収監され、再びマグショットを取ることになった。そして、前回のうまくいったやり方は変えず、リリーは再びその魅力的な笑顔を見せながら、撮影に臨んだ。最終的にリリー・スチュワートは、4000ドル(約60万円)の保釈金を支払うことで数時間後に自由を取り戻した。
その後、リリー・スチュワートは大学の講義に戻った。「正直なところ、これが私の人生を大きく変えるとは思いません。来週には、別の誰かが注目を浴びて、新聞の一面を飾ることになるでしょう」と彼女は雑誌「ピープル」に語った。そして、少し冗談っぽく続けた。「いつか『バチェラー』に出演するつもりだから、その時には私を見かけることになるかもしれません......もちろん、イケメンが出ていればですが」。
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The University of Georgia student whose mug shot went viral last week has been arrested again.
-- TMZ (@TMZ) March 24, 2025
Exclusive story: https://t.co/7yrY2YNmXC pic.twitter.com/pRbbA1KFpI
From madameFIGARO.fr
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi