北京生活で大切な、4つの小吃。

Gourmet 2017.11.07

フィガロジャポン12月号「マイスイーツメモリー」では、シシド・カフカさん、オニール八菜さん、横澤夏子さん、平松洋子さんの4人の大好きな思い出の味と、その味にまつわるエピソードを紹介中。madameFIGARO.jpでも、甘いものラバーたちに思い出のスイーツを教えてもらいました! グルメならおまかせ! なまりモグの“スイーツメモリー”は?

中国東北地方の定番おやつといえば。

小中学生時代。いちばん多感な時期に過ごしたのが北京でした。家の中ではもちろん日本食がベースだったのですが、一歩外を出るとそこは100%混じりっけなしの中国。お祭りとか関係なく、道を歩けばいつでもたくさんの屋台に遭遇します。ちょうどこの時期だと、ドラム缶で売られるオレンジ色でべちょべちょした焼き芋が定番。(こう書くとめちゃめちゃまずそうですが、慣れてしまうと日本のホクホク焼き芋より蜜感があっておいしい!)
と、焼き芋もよく恋しくなってしまうのですが、どうしても北京でないと食べられないものと、日本で近い味を楽しめる中国スイーツ(小吃)を公開します。

サンザシ飴
真っ赤な球が長〜い串に連なり、まわりをがっつり飴でコーティングされています。王府井など浅草のような観光客エリアに行くと、道の両側にずらりと売られていて圧巻。昔は大概、歩道に飛び出して売られていたのですが(気をつけて歩かないとあたる)、空気汚染のせいか?ほんの気持ち、店の内側に引っ込んで売られるようになりました。甘酸っぱくて食べ応えも十分。

包子(バオズ)全般
北京は東北地方に位置するので、いわゆる小麦粉文化。ご飯の代わりに、中に何も入っていないマントウとおかずを一緒に食べたりします。このシンプルなマントウが元々大好物なのですが、世田谷の鹿港で出合ったあんまんがおいしかったのでちょっと浮気気味。ここは、生地そのものがとってもおいしいのでマントウももちろんおすすめです。
photo:JUN HASEGAWA

馬拉糕(マーラーカオ)
こちらは屋台ではなく、飲茶メニューの定番スイーツ。日本人にも懐かしく感じる、いわゆる蒸しカステラです。素朴な甘さに癒やされます。せいろで蒸しあげて提供。写真は飲茶倶楽部のカステラ。あつあつのうちにほおばります。
photo:AYA SUZUKI

元宵(ユエンシャン)
こちらも飲茶店で見かける一品。もともと旧正月の後に食べるもので、その時期になると家庭科の授業でせっせと作っていました。白玉粉とごまあんで似たものが作れます。日本で食べるなら春水堂で。台湾スイーツの店なので名前も「湯円」に変わり、スタイルも若干異なります。北京のものよりちょっと豪華で可愛い。

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