今日のプチデジュネ、デジュネ、ディネ。#03 好物の常備菜を、自由なアイデアでアレンジ。
Gourmet 2020.05.01
外出自粛が続き、誰もがおうちご飯を作る機会が増えているはず。
料理上手なあの人は、どんなおうちご飯を作っている? フィガロでおなじみの料理家やフードコーディネーター、フードライターたちが、とある1日のプチデジュネ(朝食)、デジュネ(昼食)、ディネ(夕食)を紹介します。今回は、フードライターであり料理講師も務める浅妻千映子さんの食卓から。
写真・文/浅妻千映子(フードライター)
petit déjeuner
トーストは極薄が断然好み! 朝ご飯なら上に目玉焼きをのせるのが定番で、フォークとナイフでうやうやしく食べます。今日は、休業中のレストランシェフが「食材を無駄にしたくないので」と送ってくれたトリュフを贅沢にかけて。目玉焼き上部を熱くしたほうがトリュフの香りが開くかなと、両面焼き。でも中はトロトロです。
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déjeuner
皮なし鶏モモ肉を、水、塩、薄口醤油で優しい味に茹でて。そのスープでご飯を炊きます。ご飯ができたら、鶏肉をスライスしてその上に。あっさり薄味のカオマンガイ風の出来上がり。育てた豆苗を2本だけ添えて。残ったご飯は冷えると味が引き締まり、炊きたてとはまた違うおいしさ。だから、おにぎりにして夜にとっておくのがおすすめです。
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dîner
朝昼と野菜を摂らなかったので、夜はしっかり。大好物のキャロットラペは、ほとんど我が家の常備食。米酢、シェリービネガー、白ワインビネガー、レモンと、作る時の気分で酸味を変えます。レモンで作った時はレーズンを入れたい気分。この日は酢飯を作って、サニーレタスの大きな葉でサーモンと一緒にくるり。ほかに錦糸卵やひきわり納豆も用意し、各自が好きなものを巻きました。
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photos et texte : CHIEKO ASAZUMA