おうち時間に、和食とモエ アンペリアルをマッチング。
Gourmet 2020.06.03
新しい生活様式が始まり、おうちごはんにもそろそろ飽きてきた……なんて時には、いつもよりも食卓を華やかに彩ってみては? おすすめは、和食とモエ・エ・シャンドンの代表的なシャンパン、モエ アンペリアルのマッチング!
モエ アンペリアルは、深い「うま味」と爽やかな「酸味」、泡立ちの持続性にも優れた万能選手。その特徴により、「うま味」を中心に味が構成される和食とは好相性。その理由は「対比と同調」を意識するとより理解できる。ペアリングの肝となる「対比」と「同調」を見つけることで、いつもの食卓がもっとおいしく、楽しくなる。具体的な方程式を3つご紹介しよう。
方程式1:モエ アンペリアルと塩、しょうゆ。
モエ アンペリアルと和食のペアリングで重要なのは、互いの味やテクスチャーに含まれる「対比」と「同調」を見つけること。たとえば、シャンパンには塩味以外の4つの味が含まれ、ここに塩味を含む和食を合わせると五味が満たされてバランスがアップ。モエ アンペリアル独自の果実味が塩と対比し、よりフレッシュな味に変化する。また、塩味に乳酸発酵と熟成のうま味が加わったしょうゆは、同調による好相性をもたらす。
お刺身や冷奴などに使われるしょうゆが、モエ アンペリアルと同調による好相性をもたらす。
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方程式2:モエ アンペリアルと出汁。
モエ アンペリアルと和食の好相性を証明するなら、出汁抜きには語れない。24カ月という熟成(瓶内二次発酵)期間を経て完成するモエ アンペリアルのおいしさの秘密は、この期間に生み出される芳醇なアミノ酸。これは和食の出汁に含まれるうま味にも通じるもの。鰹や昆布、煮干しなど、和食にとっては命ともいえる出汁には、さまざまな種類があるが、出汁を使った料理にモエ アンペリアルを合わせると、これらが持つ味わいが同調することで相乗効果が生まれ、よりいっそう強く、うま味を感じられるようになる。
鰹節や昆布、干し椎茸、煮干しなど、和食に使われる出汁を使った料理、なかでも出汁に加えて、食材のうま味がさらに混ざり合う鍋料理は、モエ アンペリアルと相性抜群。
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方程式3:モエ アンペリアルと揚げ物。
天ぷらなどの揚げ物、焼き鳥などの焼き物、さらには薬味として添えられるユズやカボスなどの和のシトラス。これらとモエ アンペリアルにすべて「対比」や「同調」の法則が含まれる。対比については、揚げ物の油をモエ アンペリアルのフレッシュな果実味がすっきりとさせてくれる。また、揚げ物や焼き物に特有の香ばしさは、モエ アンペリアルが持つ酵母由来の香りとシンクロ。さらに、和柑橘のみずみずしさや酸味は、まさにモエ アンペリアルのそれと同じものだ。何層にも重なるハーモニーを堪能して。
焼き鳥や揚げ物の香ばしさ、それに添える和柑橘の爽やかな酸味が、モエ アンペリアルのうま味や酸味と同調する。
texte : NATSUKO KADOKURA