和の要素を融合、ラデュレ 京都 祇園店が誕生。
Gourmet 2020.08.05
8月3日、東京駅構内にオープンしたラデュレ グランスタ東京店に続き、京都にも新しいラデュレが登場。いつだって、ラデュレに足を踏み入れれば、ロマンティックで甘い夢が見られるけれど、8月7日にオープンするラデュレ 京都 祇園店は、世界のどのラデュレブティックとも違う個性が際立つ!
1階カウンターの大理石は、日本で古くから重宝されてきた翡翠をイメージ。このグリーンは、ラデュレを象徴する色、ラデュレ・グリーンと重なり、日本とラデュレの世界が融合する空間を絶妙に表現。
長い歴史の中で受け継がれてきた日本の伝統や文化を、ラデュレの世界に調和させるという難題への挑戦のもと、ラデュレ 京都 祇園店は、日本の伝統的な建築や素材を最大限に活かした空間を思い描いた。まず選んだのは、縁側のある日本家屋に見られる黒い木材。壁や天井、戸棚のデザインは、障子や襖(ふすま)からインスピレーションを受け、ガラスを使用する代わりに、引き戸を取り入れて。同じく天井や戸棚に施されたカナージュ柄は、日本の畳を思い起こさせる。壁紙には、京都らしい竹林が描かれ、天井のパターンは、日本神話の象徴、天照大御神をイメージ。さらに京桜を思わせるライトなど、京都の伝統的な要素が、ラデュレのブティックやサロンの空間に溶け込んでいる。
白をアクセントに利かせたグリーンのソファが、モダンさと明るさを加える2階のサロン・ド・テ。家具は、日本とその文化を愛したフランスの建築家・デザイナー、シャルロット・ペリアンからインスピレーションを受けたもの。
また、京都 祇園店では、まさに京都らしい”抹茶”を取り入れた限定コレクションに加え、1624年創業、日本唯一の唐紙屋である雲母唐長(きらからちょう)が提唱する平成ー令和の百文様プロジェクトにて、ラデュレと雲母唐長のコラボレーションで生まれた新しい文様を施した限定マカロンボックス「ローズ・アラベスク・マム」も。そのほか、18世紀の着物をモチーフに描いた限定マカロンボックス「ジャポニズム」も展開されるので、こちらも要チェック。サロン限定メニューでは、和とフレンチが美しく調和したアフタヌーンティーセット、和菓子とマカロン、抹茶のセット、フレンチトースト 抹茶、抹茶や柚子、ほうじ茶を使ったパフェなども見逃せない。京都散歩に、また欠かせないスポットがひとつ加わった。
ラデュレと雲母唐長のコラボレーションによって生まれた新しい文様。この文様には、愛と平和、厄除けや長寿健康への願いが込められている。新たに掘った板木から、唐紙師トトアキヒコが祈りを込め手摺りした唐紙をベースにデザイン。限定マカロンボックス「ローズ・アラベスク・マム」 9個入り¥4,320(京都 祇園店 先行発売)
抹茶風味のマカロン・コックの間に、祇園辻利の抹茶を使用したガナッシュを挟んで。マカロン「抹茶」 1個¥303(京都 祇園店限定)
カカオ風味のダックワーズ・ビスキュイ、クランキー・ヘーゼルナッツ、チョコレート、クリーミーな抹茶のガナッシュ、抹茶のサバイヨン・クリーム、抹茶のジェノワーズを重ねたパティスリー「エリゼ・抹茶」 1人分¥1,080(京都 祇園店限定品)
祇園辻利が監修する抹茶ラデュレは、一番摘みの茶葉を丁寧に石臼挽きした、鮮やかな緑色と薫香を放つ抹茶。ラデュレ初のオリジナル和菓子と一緒にいただいて。写真の和菓子「手毬」は、ラデュレ・カラーの市松模様が美しい、ピスタチオ風味の白あん。和菓子とマカロン、抹茶のセット¥2,530
ほうじ茶クリーム、ほうじ茶のジュレ、黒糖ソース、和三盆ビスキュイ、きな粉など、和の素材にバニラアイスなどを合わせたパフェ。ル・パルフェ ほうじ茶・ヴァニーユ¥2,420
京都 祇園店限定メニューのアフタヌーンティー「花見小路」には、お好みのマカロン4個、お好みのパティスリー2個、祇園のプティ・オードブル、フルーツジュース、お好みの飲み物がセットに。2人分¥9,900
京都府京都市東山区祇園町南側570番122
tel : 075-548-1110
営)11時~20時(L.O.19時)
不定休
※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。
texte : NATSUKO KADOKURA