旬を愛でる、秋グルメ辞典。 国民的人気食材・サケを、和食と中華で味わう。

濃厚な味わいのサケは、日本料理から中華まで、さまざまな料理にアレンジ可能。自由自在に楽しみたい。

食材ありきで組み立てる、直球中華コース。
對馬｜六本木

料理はすべて¥27,500のコースから。「秋サケの春巻き」。醤油やオイスターソースなどで下味をつけたサケに発酵バターを加えて巻くことで旨味が濃密に。

広東、四川、上海、北京の四大中国料理という枠にとらわれず旬の食材を贅沢に使った料理で勝負するのは、予約が取れない都内中華店で修業を積んだ若き店主。カニやアワビ、フカヒレといった花形食材も時季によって最高品質を仕入れるが、 “旬を巻く”ことが定義である春巻きにも店主の心意気がうかがえる。秋サケをキノコと一緒に包み、蒸し揚げるように火を通した春巻きは、パリッという音とともに秋の香りが広がり鼻孔をくすぐる。

「キノコラーメン」。金華ハムと鶏の出汁から取った上湯スープに8種以上のキノコを加え、いっそう芳醇な風味に仕上げている。

オープンキッチンのカウンター席は全7席。

＊『フィガロジャポン』2020年10月号より抜粋

●新型コロナウイルス感染症の影響により、営業時間や定休日が変更となる場合があります。最新の情報は各店舗へお問い合わせください。

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