やっぱり、京都が好き 連れて帰りたい、可愛くっておいしい京都の手土産。
Gourmet 2020.12.30
おいしいのは当たり前。新顔の愛らしいスイーツは、大切な人への贈り物はもちろん、食べ歩きのおともや、自分へのご褒美にもぴったり。京都ならではの旬の手土産をご紹介。
想像をかきたてる、独創の和菓子。
菓子屋 のな
女性和菓子職人による、物語のあるお菓子。代表作は「アントニオとララ」(下・¥900)で、アンデルセン作『即興詩人』の主人公ふたりをイメージした。ビターなキャラメルあんと酸味を立たせたトロピカルあんのペアで、蓋を開けるとハーブがふわりと香る。ほかに、季節の「羊羹」(下奥・¥440)もおすすめ。

かしや のな
京都市下京区篠屋町75
tel:なし
営)12時〜18時
休)日、月
カード不可
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美食の現場で培った、洗練の味。
アングレディアン 京都
ジョエル・ロブションで部門シェフパティシエを経験した村田健シェフが「大好きな場所」と語る京都で独立。しっとりなめらかな食感の「焙じ茶のフィナンシェ」(下・2個¥302)、「ショコラフリュイルージュ」(下奥・¥702)ではチョコムースとベリーの酸味のグラデーションに感嘆。余韻に酔いしれて。

アングレディアン 京都
あんぐれでぃあん きょうと
京都市左京区聖護院西町19
tel:075-746-2335
営)12時〜18時
不定休
https://ingredient-patisserie-francaise.com
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懐かしのお弁当をレモン菓子で再現。
ビストロ・セー
レモンを愛する菓子研究家兼ビストロオーナーによる驚きの最新作。「レモンのお菓子のお弁当」(下・¥2,000)は、レモンピール入りのマドレーヌの“おにぎり”や、レモンビスキュイの“チクワの磯辺揚げ” 、レモンメレンゲの“茹で卵”が入り、レモン尽くし。販売日はインスタグラム(@citrontokko)で告知。

ビストロ・セー
びすとろ・せー
京都市下京区白楽天町529
tel:075-351-1311
営)18時〜24時
休)火
※ほか不定休あり
カード不可
www.citron-kyoto.com
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焼き菓子を、一編の詩とともに。
ノーウェアマン
これまではイベントなどで活動していた、詩と洋菓子のクリエイターによる実店舗。たとえば、秋は栗。週替わりの濃厚クリームを挟んだ日曜限定の「バターサンド」(下・¥500)や、リッチな生地にラムが香る「ガトーバスク」(下奥・¥500)などの仏郷土菓子を展開。作品の世界に引き込む自作詩を添えて。

ノーウェアマン
のーうぇあまん
京都市下京区葛籠屋町507-2
tel:なし
営)12時〜19時
休)月、火
カード不可
www.nowhereman2010.com
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香ばしいナッツと最中が出合ったら。
種嘉商店
最中の老舗が工房の一角を店舗に。くだいたナッツを種に練り込んだ新感覚の最中は、キャラメリゼした「胡桃」、店でペーストにした「扁桃(アーモンド)」、「落花生」の3種(下奥・各¥216)。コクのある最中種とナッツ&粒あんのサンドはコーヒーとも相性がいい。求肥入りの「あいす最中」(下・¥302)も。

種嘉商店
たねかしょうてん
京都市中京区仁王門突抜町317
tel:075-201-3016
営)11時〜17時
休)木~土
https://taneka.jp
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純喫茶による、正統派ケーキ。
フランソア洋菓子店
フランソア喫茶室の洋菓子部門が初のショップをオープン。濃厚なクリームチーズとほんのりレモンの清涼感が絶妙な「レアチーズケーキ」(下・¥550)は同店のベストセラー(別添えのブルーベリーソース付き)。ほかにも洋ナシを大胆に使った「洋ナシのタルト」(下奥・¥500)など、ケーキは5種ほどを揃える。

フランソア洋菓子店
ふらんそあようがしてん
京都市下京区船頭町186
tel:075-361-1538
営)12時〜18時
休)火、水
カード不可
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*『フィガロジャポン』2020年11月号より抜粋
photo : MAKOTO ITO, réalisation : SHIHO YOSHIDA