いま行きたい店、2023年最新版。 中華とワイン、素敵なマリアージュを楽しめる5軒。

Gourmet 2023.12.21

個性豊かな"東京中華"とワインを楽しめる店が続々登場! カジュアルからご褒美ディナーまで、気分で選べる話題の5軒。

1.タケ(神楽坂)
2.ラッキー・アレクサンダー・チャイナ(池尻大橋)
3.香噴噴(木場)
4.中国菜 ARATA(日本橋)
5.彬龍華66(五反田)


人気中華の姉妹店、深夜もおひとりさまも歓迎光臨!

Take|タケ
[ 神楽坂 ]

12-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「エビトースト」¥800。エビのすり身をパンにたっぷりとのせてこんがりと焼いた人気の品。ワサビと醤油、太白ゴマ油、レモンを加えたタレにつけて味変を。

神楽坂に店を構える人気中華店、エンジンの姉妹店として今年2月にオープン。カウンター主体の空間で腕をふるうのは、中華料理店が実家という阿部孟。自身も大のお酒好きとあって、玉ネギの甘味が鍵の焼売や、紹興酒で煮込んだ牛肉をコロッケにするなどアレンジを利かせたものまで、ワインが進む料理をアラカルトで提供。リピーターの心を掴んでいる。

13-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「焼売」(2個)¥550。豚ひき肉と玉ネギのみでシンプルに。軽めの赤はもちろん、果実味のある白とも好相性。

Take-chg-231220.jpg

しぐれ煮状の牛肉を加えた「牛肉山椒コロッケ」¥800。キレのいい辛味が後を引く。

15-wine-and-chinese-food-231025.jpg

ワインはナチュラルもクラシックもバランスよくラインナップ。グラスは¥900〜、ボトルは¥5,000〜

11-wine-and-chinese-food-231025.jpg

コの字形のカウンターのほか、4名用のテーブル席も。店主の朗らかな性格もあってアットホームな雰囲気。

Take
東京都新宿区神楽坂4-2-1 嶋田ビル2F
tel:03-6265-3944
営)19:00〜翌1:00L.O.
休)日、祝 ※ほか不定休あり 
Instagram:@take.kagurazaka

---fadeinpager---

カジュアル&ポップに楽しむ、おしゃれな町中華。

Lucky Alexander China|ラッキー・アレクサンダー・チャイナ
[ 池尻大橋 ]

07-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「大エビ炒飯」¥1,760。卵と2種のネギ、エビ出汁で香りよく、パラッとした仕上がりに。

テーマは「アメリカのチャイナタウンに日本人が町中華を作ったら」。オープン早々、ポップな遊び心を盛り込んだメニューやインテリアが話題に。人気の豚肉餃子や大エビ炒飯、四川麻婆は、味もダイナミックなビジュアルも、フーディに評判。ワインはナチュールが中心。土日祝のみランチを提供しており、昼からワインを片手にゆるゆると過ごすのも至福のひと時。

08-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「豚肉餃子」(5個)¥660。手包みの餃子はニラ入り、ニンニクなし。豚、豚+ショウガ、ラム肉の3種の餃子を用意。皮はもっちり、餡はジューシィ。

09-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「四川麻婆豆腐」¥1,650。花山椒をふんだんに使い、パンチのある味わいに。 

10-wine-and-chinese-food-231025.jpg

フランス、イタリアなどさまざまな国のナチュラルワインに特化。グラス¥1,045〜、ボトル¥4,950〜

06-wine-and-chinese-food-231025.jpg

壁に書かれた「明日はきっといいことがある」という意味の中国語、縁起がいいと言われる"八"角形のテーブルなど気分が上がる要素が随所に。

Lucky Alexander China
東京都目黒区駒場1-16-9 片桐ビル1F 
tel:03-6804-7352
営)17:30〜22:30L.O.(火〜金) 11:30〜14:30L.O.、17:3022:30L.O.(土、日) 
休)月
Instagram:@lucky_alex_matsumizaka

---fadeinpager---

担担麺専門店から始まった次世代のニューカマー。

Xiang Pen Pen|香噴噴(シャンペンペン)
[ 木場 ]

02-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「赤鶏さつまの脆チョイ皮ペイ鶏カイ」¥1,600。香港版クリスピーチキンは塩、沙サー薑キョン粉ファン、五香粉で下味をつけてパリッとジューシーに焼き上げる。発酵唐辛子やパクチーで作る自家製ミントソースとの相性も抜群!

前身は、東東京で人気を集めた担担麺専門店。店主の九鬼修一はホテルや少数民族系の中華店で料理やサービスを学び、今年8月に独立。広東料理を軸に、五香粉やミントソースなどをあしらった"いい香りがぷんぷん漂う"料理を提供。料理と愉しみたいお酒は、ワインに紹興酒、香港クラフトビールまで網羅。次世代中華の大本命店に人気集中の予感。

03-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「香港鮮魚の蒸しもの」写真のサイズで¥6,000ほど。撮影時は長崎のアズキハタを使用。

04-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「おまかせ前菜5種盛り合わせ」1名分¥1,200〜。シマエビの紹興酒漬け、牛スネ辛味煮込み、蒸し鶏ネギショウガソースなど心が弾むラインナップ。

05-wine-and-chinese-food-231025.jpg

ワインは旨口系を中心に。グラスは¥900〜、ボトルは¥4,800〜

01-wine-and-chinese-food-231025.jpg

カウンターメインの空間。奥にはテーブル席も。

Xiang Pen Pen
東京都江東区東陽3-16-9
tel:03-6458-4267
営)18:00〜22:00L.O.(火〜金)17:00〜21:00L.O.(土、日、祝)
休)月  ※ほか不定休あり 
要予約
Instagram:@xiang_pen_pen

---fadeinpager---

漂う香りもごちそう、四川料理で鮮烈な体験を。

Chugokusai Arata|中国菜 ARATA
[ 日本橋 ]

16-wine-and-chinese-food-231025.jpg

締めのおこげご飯まで、計8皿が登場する¥13,200のコースより「季節の前菜盛り合わせ」。揚げダイコン餅のネギ山椒ソース、カボチャと塩漬け卵の寄せものなど手間をかけた前菜と、日本ワインの優しい風味が重なる。グラスワインは¥1,200〜 

中国料理とは味はもちろん香りも楽しむもの。カウンター越しに、強火によって引き出された食材や香辛料の鮮烈な香りを感じられると評判のアラタ。千駄木にあった天外天や、六本木の老四川 飄香小院で腕を磨いた店主とあって、コースの最初に胃を温める粥から提供するなど、中国に伝わる食文化を伝えたいという意気込みが伝わる。小ポーションの麻婆豆腐や名物のおこげご飯など、厳選された日本ワインとキッチンから漂う香りに包まれながら料理を待つのも楽しみ。

17-wine-and-chinese-food-231025.jpg

¥5,500のランチコースより「牛肉の麻婆豆腐」。和牛バラ肉の肉質を生かし、コクのある味わいに。舌にじんわり残る痺れも心地いい。夜はコースにプラス¥1,100で追加可能。

18-wine-and-chinese-food-231025.jpg

¥13,200のコースより「季節のフカヒレスープ」。季節の食材を使い、酸辣湯仕立てで。黒酢の香りが鼻腔をくすぐり食欲をそそる。

20-wine-and-chinese-food-231025.jpg

日本ワインは北は余市から信州、南は大分まで全国各地より。

19-wine-and-chinese-food-231025.jpg

キッチンを囲むように設計されたカウンター。調理の音や香りに気分が高揚する。店奥には4名様のテーブル席も。

Chugokusai Arata
東京都中央区日本橋小舟町15-17 協栄ビル1F 
tel:03-5962-3041 
営)11:30〜13:30L.O.、18:00〜20:00L.O.  
休)水、日 
要予約 
Instagram:@arata.nihonbashi2022

---fadeinpager---

日本を代表する肉の卸と、中華の巨匠のタッグが魅力的。

Hanryuka Rokuroku|彬龍華66
[ 五反田 ]

21-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「彬龍華66 特製前菜」¥4,500。ヤザワミート特製のよだれ牛、旬の彩り野菜の炭火焼きなどさまざまな前菜が盛り込まれる。前日までの要予約。ワインはグラス¥1,300〜

日本の食肉文化を支えるヤザワミート初の中国料理店が誕生。都内のホテルで伝説の裏メニューとして一世を風靡した、クルミペーストの担担麺の生みの親である陳啓明を最高顧問に迎え、厳選した黒毛和牛を使ったオリジナリティあふれる"肉中華"を提供。アラカルトでは、ゲストが和牛の部位と調理法を選ぶことができるセミオーダースタイルも。本格中国料理が体験できるディナーコースは6,600円。ソムリエが料理に合わせて選ぶ、世界各地のワインのペアリングにも心酔する。

22-wine-and-chinese-food-231025.jpg

「特製和牛と蜜焼き叉焼の香港ひつまぶし土鍋ご飯 金華ハムの上湯スープ」¥2,500(ランチ10食限定)。まずは香港土鍋醤油タレを加え、次に紹興酒漬け卵と自家製XO醤をご飯に混ぜて、仕上げは金華ハムの上海スープを加えて3段階で楽しむスタイル。

23-wine-and-chinese-food-231025.jpg

裏メニューの「66冷やし担担麺」¥2,000。たっぷりのゴマペーストと白味噌などをブレンドし、クリーミーな風味に。自家製豆板醤の上澄みを使い、ピリリとクセになる味わいに仕上げている。

25-wine-and-chinese-food-231025.jpg

ワインペアリング(3種¥5,000、5種¥7,000)も用意。ボトルは¥7,000〜

24-wine-and-chinese-food-231025.jpg

ポップなアートが空間を彩る。

Hanryuka Rokuroku
東京都品川区西五反田2-14-13 リバーサイドニックハイム五反田1F 
tel:03-5436-6600 
営)11:30〜14:30L.O.、17:30〜22:00L.O. 
無休 
要予約 
https://valuet.co.jp/brands/hanryuka66

●掲載している料理や商品の価格は、標準税率10%の消費税を含んだ価格です。取材時から、価格が変わる可能性があります。
●店によって、別途サービス料等がかかる可能性があります。
●掲載店の営業時間や定休日、掲載している料理は、変更になる可能性があります。最新情報は各店舗にお問い合わせ、もしくはHP等を参照ください。

*「フィガロジャポン」2023年12月号より抜粋

photography: Yoichiro Kikuchi text: Keiko Kodera

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

Business with Attitude
airB
言葉の宝石箱
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories