行きつけのワインショップ、教えます! 恵比寿のトロワザムールは、ナチュラルワインショップのニッポン代表!

Gourmet 2024.06.07

フィガロワインクラブのフレンズが足繁く通う、とっておきのワインショップをご紹介。今回は、ナチュールラバーのまりモグが最も信頼するワインショップ、トロワザムールをピックアップ!


歴史ある、ナチュラルワインの聖地。|トロワザムール|恵比寿

BMOという会社名、ナチュラルワイン好きの方であれば一度は耳にしたり、ワインボトルの裏ラベルで見たことがあるかもしれません。「自然派ワイン」「ナチュラルワイン」「ヴァンナチュール」......いまではすっかり市民権を得ていますが、1990年代は、多くの人にとってそういった単語は聞き慣れないものでした。そんな時代から「自然度が高いワイン」「生産者の顔が見えるワイン」の発信を続けてきたのが、インポーター会社、BMOなのです。

240604_torozawa_shop1.jpg

2006年に誕生したトロワザムール。昨年8月にリニューアルをして、ますますパワーアップ。店内左側の棚は、スタッフ数人でアレンジする「推しのコーナー」。(雑誌でいう「第一特集」のようなもの?)6月はポルトガルワインにフィーチャーしている。店奥にはセラーがあり、地下にもワインと食材が並ぶ。

そんなナチュラルワインのパイオニア、BMOが2006年にスタートしたのがワインショップ、トロワザムール。まりモグは当時大学生。最初は家からいちばん近いワインショップという理由で通い始めた(見るだけ、ということもしばしば)のですが、周りのグルメ&ワインラバーの先輩から「あの店はすごいんだよ」「自然派ワインっていうのはね......」とご教示賜り、だんだんと向き合い方が変わってきました。灯台下暗しとはこのこと。こんな身近に、こんなにいい店があるなんて!と大発見。思えば、ワインを飲み始めたのもトロワザムールのナチュラルワインがきっかけでした。どのワインも味が本当に好みで、身体にするする染み入るような感覚が新鮮だったのです。

240604_torozawa_shop2.jpg

BMOの代表、山田恭路社長直々にセレクトした旬替わりのコーナー「BOSS山田のこいつがすごい」。生産者とのエピソードなどを記したミニ新聞がポップ代わりに。

トロワザムールで扱うのは、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、オーストリア、スロベニアといった旧世界のワインと、地下には南ア、チリといった新世界も。90年代から山田社長はじめスタッフが現地を訪れて開拓し続けただけあり、いまでは160蔵元・約900銘柄のワインが並びます。価格は、1,000円代後半から、高いもので50,000円ほど。3,500~5,000円のワインが最も多いので、ちょっとした手土産や、ホームパーティの時も大活躍です。

ここ数年フードにも力を入れていて、パテやクラッカーといったおつまみにぴったりなものから、チーズや味噌といった発酵食品まで揃います。ワインも食材も、生産者の顔が見え、環境に配慮し、自然に造られたものという視点は変わりません。

---fadeinpager---

店主が思う、「ウチの店らしい」ワイン!

240604_torozawa_utinowine.jpg

左から、「ジュリー・ブロスラン マタ・ハリ2017」¥7,040、「フランソワ・エコ ランソレ2022」750ml¥8,580

トロワザムールの中で、最も幅広いラインナップを誇るのがフランスワイン。北はシャンパーニュやアルザス、南はラングドック・ルーションまで、生産者の個性が表れた銘柄がずらり。特に注目したいのが、女性醸造家ジュリー・ブロスランが手がけるラングドック産のオレンジワイン。女スパイ、マタ・ハリから名を取っただけあり、その味わいは妖艶で色っぽく「峰不二子的なニュアンス」と久保田店長。いっぽうフランソワ・エコの造る「ランソレ」は、毎年使用する品種もセパージュも変わる赤ワイン。2022年は、ガメイ、ピノ・ブロー、セザール、ピノ・ドニス、アリゴテ、チャレッロと、カバにも使うスペインのブドウまで動員! 全房発酵のため、色がやや淡く、ひと口飲むと出汁っぽい余韻が残るエレガントスタイル。

240604_torozawa_shop_F2.jpg

ショップの2階には、アペロにもぴったりなスタンディングバーが。

トロワザムールファンにとってうれしいのが、昨年のリニューアル後、コロナ禍で一時休止していた角打ちスタイルのバーが復活したこと。常時4~8種類のグラスワインが楽しめ、ショップで売られているフードがおつまみとして提供されます。もちろん、購入したワインをここで飲むことも可能(抜栓料1人あたり¥1,000)。生産者を招いての会や、試飲イベントなども開催されています。ショップで気になっていたワインを飲みつつ、ナチュラルワイン好きと語らう時間、たまりません。ビールの街として知られる恵比寿ですが、トロワザムールの存在が大きく、私にとって恵比寿はナチュラルワインの聖地なのです。

★こちらの記事を読んだ!のひと言で、グラスワイン1杯サービス(期間限定)

240604_torozawa_profile.jpg

トロワザムール
東京都渋谷区恵比寿西1-15-9 DAIYUビル
tel:03-5459-4333
営)12:00〜20:00 ※2Fのバー営業は16:00~20:00
休)月、火 ※ほか不定休あり
https://3amours.com/#top

まりモグ フィガロジャポン編集部グルメ担当。幼少期から北京を拠点にアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで、さまざまな現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの"香港迷"。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。ワイン好きが高じて、2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

text: Marie Akimoto(madame FIGARO japon)

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

世界は愉快
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
パリとバレエとオペラ座と
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories