京の街に、音と美酒を楽しむ森が出現!

Gourmet 2024.07.17

しっとりとした風情あふれる街並みに最新の人気店が点在する京都・木屋町に、"サウンドフォレスト"をコンセプトにしたミュージックラウンジFULがオープンした。

文字通り、この店のキーワードは「音」と「森」。そこに、趣向を凝らしたドリンクやフードという要素が加わり、店名の由来ともなっている"Mindful(=心を満たす)"と"Peaceful(=安らぎ)"が叶う空間となっている。

240716_ful_kyoto_1.jpg

土や鉄、石といった自然素材を駆使した店内に足を踏み入れると、まず出迎えてくれるのがチークの古材で造形された巨大なシンボルツリー(写真左端)。そのまわりに世界各地から集められた希少な植物が生い茂る。フロアは3つのエリアで構成されており、曲線を描くソファが印象的なラウンジエリアには半個室も備えている。

240716_ful_kyoto_2.jpg

気軽にスタンディング使いもできるハイチェアのカウンターバーエリア。ドリンクのメインとなるのはナチュラルワインとカクテル。店内のセラーを満たす120種のナチュラルワインはグラスで常時10種類程度がラインナップ。カクテルは "香り"をテーマに日本の素材を積極的に取り入れた独創的なフレーバーが揃い、モクテルの選択肢もあるのが嬉しい。

240716_ful_kyoto_3.jpg

総合プロデュースを手掛けた田中知之を筆頭に、インテリアからサウンド、植物、ワイン、カクテル、フードまで各業界のエキスパートが結集。奥のダイニングエリアは、さながら熱帯雨林のような様相を醸し出す壁面のディスプレーが壮観。ライトアップされた温室を眺めながら食事を楽しむひとときは、他では味わえない体験となること間違いなし!

240716_ful_kyoto_4-5.jpg

気になるフードは、日本で馴染み深い定番料理にヒネリを加えたメニューがずらり。左は、ブリオッシュのフレンチトーストにだし巻きとホイップトリュフバターを組み合わせた「だし巻きサンド」(¥1200)。右は、生でも食べられるほど新鮮な海老を鉄板で挟み焼きにし、辛味を効かせたディップでいただく「瞬間プレス海老せんべい ハリッサマヨネーズ」(1ピース¥700)。

大地のパワーを感じさせる空間に流れるのは、チルアウトからアンビエント、アコースティック、エレクトロニカ、ポストロック、ジャズ、民族音楽まで、古今東西からセレクトされた静謐で心地の良い音楽。

一般的なミュージックバーとは一線を画すべく、世界最高峰と称される米国1サウンド社製のスピーカー10基はあえて天井に設置され、鮮明な音を届ける一方で会話はきちんと聞こえるよう、絶妙な音響設計が施されている。

店内どこにいても音楽が森の木々から降り注ぐように全身を包み込む、圧巻の森林"音"浴を体感してみたい。

京都市中京区河原町通三条下ル大黑町 67-3 フォーラム西木屋町 1F
営)17:00~27:00(食事は 26:00、ドリンクは26:30 L.O.)
休)月
オフィシャルサイト  http://ful-kyoto.com
Instagram:@ful_kyoto

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

いいモノ語り
いいモノ語り
パリシティガイド
Business with Attitude
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories