10年から12年へ! 製造責任者の博士が語る、グレンモーレンジィの進化とは?

Gourmet 2024.10.08

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スコットランドで最も背の高い蒸留器で蒸留され、特別な樽で熟成される「グレンモーレンジィ」は、フルーティで芳醇な香りや繊細な味わいで多くの人を魅了するシングルモルト。そんなグレンモーレンジィのフラッグシップとして人気を博してきた「グレンモーレンジィ オリジナル 10年」が、「グレンモーレンジィ オリジナル 12年」としてグレードアップ! 世界屈指のウイスキークリエイターであり、最高蒸留・製造責任者のビル・ラムズデン博士に新たな「12年」の味わいや楽しみ方について聞いた。

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"Dr." Bill Lumsden/イギリス生まれ。バイオケミストリー(生化学)の博士号取得というバックグランドを持ち、1995年にグレンモーレンジィ・カンパニーに入社、98年から現職に就任。

「完璧な味わい」のさらに高みを目指して

――グレンモーレンジィ オリジナル 10年は、グレンモーレンジィのフラッグシップとして多くのウイスキーファンに愛されています。今回、そうした10年をなぜグレードアップしようと考えたのですか? 

もちろんグレンモーレンジィ オリジナル 10年に何か欠点があったわけではなく、私たちも10年を完璧な味わいのウイスキーだと考えていました。しかし、長年の経験からウイスキー造りにおける多くのことを学ぶうちに、「さらに素晴らしいものにできるのではないか」と考えるようになったのです。

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グレンモーレンジィ オリジナル 12年 700ml ¥6,875

――実際にプロジェクトがスタートしたのはいつ頃からだったのですか?

4年ほど前からクリエイションチームのメンバーとグレードアップの可能性について話し合い、検討を重ねていきました。グレンモーレンジィ オリジナル 10年では2種類のバーボン樽をメインに使用していますが、その比率を変えてみたり、少しシェリー樽で熟成させた原酒を加えてみたり......。いろいろと試してみた結果、使用する樽やその比率などは変えず2年間長く熟成させた原酒を使うことで、これまでの10年が持つ特長はそのままに、よりなめらかで複雑な味わいを引き出すことに成功したのです。 

――グレンモーレンジィのフラッグシップとしての香りや味わいは踏襲しながら、より「おいしさの高み」を目指したのが、今回のグレンモーレンジィ オリジナル 12年ということですね。

そのとおりです。今回ローンチしたグレンモーレンジィ オリジナル 12年と以前の10年を飲み比べても、もしかすると違いに気づかない方もおられるかもしれません。実際、我々の会社のセンサリーパネル(官能評価のプロフェッショナル)たちも、全員が12年と10年を嗅ぎ分けられたわけではありません。それほど微妙な違いではあるのですが、どちらのウイスキーがおいしいかと聞くと、パネリストの95パーセントが新たなフラッグシップである12年と答えました。

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「好きなスタイルで楽しむ」が正解

――以前の10年で特徴的だった柑橘系フルーツなどの香りも感じられますがよりスイートになった印象ですね。

柑橘類や洋梨、バニラの風味や花を思わせるフローラルさなど、"グレンモーレンジィのクラシックスタイル"ともいうべきアロマも感じられますが、12年ではハチミツやバニラのようなスイートさがより印象的なものになっています。舌触りもさらにクリーミーで、香りや味わいのボリュームを増しながらもとてもバランスが取れた仕上がりになっていると思います。

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グレンモーレンジィ オリジナル 12年の発売を記念したイベント「グレンモーレンジィ ハウス 2024」で、来場者とともに乾杯したラムズデン博士。会場ではストレートのほか、ハイボールやゲストバーテンダーによるカクテルも振る舞われた。

――華やかなアロマやフレーバーが楽しめるグレンモーレンジィは、ウイスキー初心者の方やワインラヴァーの方にもおすすめのシングルモルトだと思います。ビル博士はワインにも精通されていますが、ワインとウイスキーにはどのような共通点がありますか。

香りや舌触りなどのテクスチャー、そして味わいといったすべての要素が全体を構成しているという点で、ワインとウイスキーはよく似ていると思います。私が知る限り、経験豊富なウイスキー愛好家たちの多くはワイン好きでもあり、仲間であるスコットランドのマスターディスティラーたちもほぼ全員がワインを楽しんでいます。いつも彼らと誰がいちばん素晴らしいワインセラーを持っているかを競い合っているのですが、それはもしかすると私かもしれませんね(笑)。

――進化したグレンモーレンジィ オリジナル 12年の、おすすめの楽しみ方を教えてください。 

かつてはスコットランドでも、「モルトウイスキーは何も加えずストレートで飲むべき」という風潮がありました。しかし、いまはそうではありません。ストレートでもロックでもハイボールでもカクテルでも、自由に楽しんでもらえればいいのです。とはいえ、ウイスキーを飲み始めたばかりの方なら、まずはチューリップグラスなどでストレートを試してみて、次に少しだけ水を加えて開いていく香りや味わいを楽しんでください。その後でグラスを変えてロックで試し、最後にソーダ割りにするなどいろいろな飲み方を試してみれば、きっとみなさんのお気に入りのスタイルが見つかると思います。ウイスキーは自由に楽しむお酒ですからね。ぜひお好きなスタイルで、グレンモーレンジィ オリジナル 12年を楽しんでください!

「グレンモーレンジィ
オリジナル 12年」
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tel : 03-5217-9777
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text: Yoshitaka Nishida

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