週末、ワインを飲むなら自由が丘へ!「自由が丘ワインスタンプラリー」で出合う個性的な12軒。
Gourmet 2026.02.10
今日のワイン選びがちょっと楽しくなる連載「ワインテイスティングダイアリー」。フィガロワインクラブ副部長・カナイが日々、ワインを求めて畑へ、ワイナリーへ、地下倉庫へ、レストランへ、セミナーへ......。美しいワインがどのように育まれるかの物語を、読者の皆さまにお届けします。
今回はワインイベントのお知らせ! 副部長が日々、ワインと食事を求めて漂っている自由が丘でワインスタンプラリーが2月11日から5月10日まで開催されます。12軒の参加店のうち、イベント開始前に副部長が事前に4軒へ潜入! 週末は東急東横線・大井町線に乗って魅惑の街へ。
「ワインって難しい」「どうやって飲めばいいのかわからない」を、「自分らしく愉しみ、日々の暮らしを豊かに」というテーマで解決するフィガロワインクラブ。
そんなコンセプトにぴったりなイベントが、自由が丘で2月11日から開催される。その名も「自由が丘ワインスタンプラリー」。自由が丘エリアでワインを扱う12店が参加、それぞれのお店の掲示する条件をクリアすればスタンプがもらえる。5個集めると参加店のうち「たちのみあつまり」もしくは「ワインひろば」のどちらかで、グラスシャンパーニュが1杯サービス、10軒でもう1杯、12軒コンプリートでさらに1杯がサービスされるという趣向だ。
ワインバー、ワインショップ、カフェ&バー、レストラン、トラットリア、食堂からなんとフラワーショップまで、奥沢〜自由が丘〜九品仏の間にこんなにもワインのお店があったのかと思うほど個性的なお店が集まったが、共通して言えるのはみな「お客さんにワインを楽しんでほしい」「もっとワインを好きになってほしい」という温かい気持ちと情熱を持ってワインをセレクトしていること。わからない事があれば、「初歩的すぎるかも......」なんて恥ずかしがらず、どんどんソムリエ、シェフ、スタッフに質問してみよう!
イベントが始まる前に、気の早い副部長がカウンターからカウンターへ4軒ホッピングしたのでご紹介。イベント開催期間中もきっと各店に出没しているはずなので、週末、巡り会えたらぜひ一緒に乾杯しましょう。
開催期間:2026年2月11日(水・祝)〜5月10日(日)※スタンプ引き換え期日は5月31日まで
参加店舗:
almaccia
ENOTECA自由が丘
evecome
キッチンアツマル
食堂ムラッチョ
SPIRIT LIBERO
たちのみあつまり
dal barone
TELLUS
nu cafe
NuduSol
ワインひろば
自由が丘ワインスタンプラリー公式Instagram
立ち飲みでグラスワインを、この上なく気軽に。|たちのみあつまり
趣のある雑居ビル2階、階段を上がって右手のカーテンを開けると、そこにはスツールも椅子もないカウンターが広がり、ボトルが所狭しと並び、ワインの参考書や雑誌、漫画『神の雫』などが本棚から覗く。
レストランでの経験も深い店主の村田正二郎が「たちのみあつまり」をオープンしたのは約20年前。「難しいこと考えずに、好きなように飲んだらいいんじゃないですか?」と彼が笑うように、コップでチリワインを500円から提供するが、それも理由が。
「チリの『コノスル』って、あらゆる品種が揃ってるんですよ。ワインって難しいなってお客様は、まずこの手軽なところからスタートして、自分の好みを見つけていくのも楽しいと思います」
基本は800円台のグラスワインに迷えば、少量のテイスティングもOK、複数の選択肢から選ぶことが可能。また、ゲーム感覚で楽しめるワインブラインドゲームで、友人と遊びながら、もしくはじっくり資料を眺めて知識を深めるのも楽しい。
「試験じゃないですから、Chat GPTと相談しながらでも、お店に置いてあるテキストや参考書を見てもOKです。楽しめれば、それでいいんです」と村田。軽食をつまみながら話すカップルもいれば、熱心にグラスを嗅ぐ客も、コップを何種類か並べて比べ飲みしている人も。それぞれが好きなようにワインに向き合う、自由な時間が流れている。

たちのみあつまり
東京都目黒区自由が丘2-14−19 2F
営)17:00〜01:00ごろ
休)月
instagram
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「ご用聞き」のソムリエールが常駐するワインショップへ。|ワインひろば
「私がワインを飲み始めた頃、わからないことがあっても誰にも聞けなかった。だからみなさんがどんなワインが欲しいのかを探すお手伝いができる、『ご用聞き』のようなソムリエになりたかったんです」
そう語る店主の長澤夏海は J.S.A認定ソムリエ、 J.S.A SAKE DIPLOMA、WSETレベル3、そしてチーズプロフェッショナルの資格を有するソムリエール。ワインスクールで勤務したのち、「たちのみあつまり」の姉妹店「ワインのあつまり」の立ち上げに参加、2025年にワインショップ「ワインひろば」をオープンした。そんな彼女の店の棚には、手に取りやすい2000円台から、手土産に考えたい5000円台くらいのワインが並び、高価格帯のワインがカウンター横のセラーで値段もチェックしやすく並んでいる。
「個人的にはクラシカルな造り手が好きで、フランスの生産者が多めかも? 季節やイベントによっても商品のラインナップが変わるので、その時々の出合いがあると思います」
他にもボトルストッパーや保冷式のワインクーラーなど、あったらうれしい、ちょっとしたプレゼントに最適なグッズも揃う。副部長の個人的な注目ポイントは甘口ワイン。
「私、甘口がとても好きで(笑)。フランス、イタリア、スペインはもちろん、日本の生産者の甘口ワインをオンリストしていることもあるので、ぜひご相談ください」
週末、自宅で何を飲もうか迷ったらまずはワインひろばへ。カウンターでアペロしながら、ソムリエールと一緒にじっくりと棚を覗いてみて。

ワインひろば
東京都目黒区自由が丘1-25-5
営)14:00〜20:00(日曜のみ19:00)
休)火、水 他不定休
instagram
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奥沢でしっとり向き合う、イタリアワインの世界へようこそ。|dal barone(ダル バローネ)
東急目黒線奥沢駅から徒歩5分ほど、自由が丘駅南口からは徒歩12分ほどの住宅街。店の扉を開けば、そこにはイタリアワインの楽しくも深淵な世界が待っている。
オーナーソムリエの鳥山真吾は夫婦の旅行で出かけたイタリアの料理とワインに魅了され、、ワインバーのオープンを決意。長年携わったアパレル業界を早期退職後、ミラノ滞在や恵比寿のイタリアワインの名店オステリア スプレンディドでのサービス業務を経験し、2019年にダル バローネをオープンした。
「"大人のためのイタリアンオアシス"がコンセプトです。土、日は15時から17時までアペリティーヴォもお楽しみいただけますし、ワインバーとしての利用はもちろん、アラカルトでお食事を楽しんでいただいてもいい。ご帰宅前に締めのグラッパを飲みに立ち寄っていただくのも歓迎です」
リストのグラスワインの説明もとてもわかりやすく、さまざまなタイプのワインを試すことができる。カウンター背面のセラーには200種類ほどのボトルが揃い、イタリアワイン好きにはたまらないセレクション。鳥山がセレクトした品種ごと、産地ごとのワインを飲み比べるセミナーや、シーズナルなイベントも実施。グラスを回して出かけるイタリア旅行の世界に、一緒に出かけてみない?

dal Barone
東京都世田谷区奥沢3-12-6 リンアルボ奥沢 103
営)18:00~24:00(月、水〜金)、15:00~23:00(土、日、祝)
休)火、第2、第4水
instagram
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花とワインが織りなす、アールドゥヴィーヴルな空間|Nu du Sol(ヌドゥソル)
ある朝、九品仏緑道を散歩していたら「お花とワインの店」という素敵な黒板が目に入り、「とても素敵なコンセプトだな」と思って開店前の店内を窓から覗いたら、フィガロ2024年12月発売号「ワインがあれば、人生は楽しい!」が机の上に飾ってあるのを見て驚いた。
「ちょうどお店をオープンする頃、書店でこの特集を見つけてシンパシーを感じて、ずっと飾っているんです」 と話してくれたのは店主の芙蓉桃恵。インテリアデザインのプランナーとして働いてきた彼女が独立を考え、会社を辞めた時に3週間赴いたパリでの経験が、店のコンセプトを強く固めるものとなったという。
「フランスの人たちが週末にチーズやバゲット、ワイン、そしてお花を買って家に帰るのを実際に目の当たりにして、なんて豊かなんだろうと思いました。こういう暮らしの空間を提供できるお店を作りたい、と思ったんです」
フラワーアレンジメントを習っていたこともあり、また好きだったワインを学ぼうとワインスクールへ通学。2025年、ワインと花を並べて販売する個性的な店が出来上がった。
「ワインは週末にテーブルに並べたい3000円台のものから、大切な方へのギフトとして15000円くらいのものまでラインナップしています。私自身『綺麗な味わい』というか、キツすぎない、スパイシーさや旨味がじわじわとあるようなワインが好きで、『強いワインが苦手』という女性にも喜んでもらえるようなセレクトになっていると思います」
週末の来客や自宅用に、花とワインを組みあわたペアリングも提案している。店内ではグラスワインも提供。グラスを片手にボトルの解説を読んだり、花を選んだり、花器や小物をじっくり眺めたり......。テーブルの上に生けられた花もいつも素敵で、つかの間、心和む時間を過ごせること間違いなし。

フィガロJPカルチャー/グルメ担当、フィガロワインクラブ担当編集者。大学時代、元週刊プレイボーイ編集長で現在はエッセイスト&バーマンの島地勝彦氏の「書生」としてカバン持ちを経験、文化とグルメの洗礼を浴びる。ホテルの配膳のバイト→和牛を扱う飲食店に就職した後、いろいろあって編集部バイトから編集者に。2023年、J.S.A.認定ワインエキスパートを取得。
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